http://www.bsnpubs.com/bell/bigtree.html
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http://blog.livedoor.jp/okanyan599/archives/50620590.html
okanyan氏のこのエントリ、大変面白いです。
民間労働者については、最高裁判例でこのような遡及した減額は許されないとしていますが、公務員の場合、給与を法令で定めることになっているため「法令で定めればどのような定めでも許されるのか」という民間とは異なった法律上の論点があるようです。
いわゆる朝令暮改、つまりすでに決定していた額をすぐ覆すのは決して優れたやり方ではありませんが、遡及減額はそれよりはるかにまずいでしょう。それは支払われる側が「いったんもらったものを返せといわれている」という大変ネガティブな感情を持つことです。支給される「前」であれば、それほどでもないかも。
そもそもが財政がもはや立ち行かないことに気がつかない(フリをしている(?))鈍感な為政者のダメさから出ているわけですが。
産炭地は国の産業政策に翻弄されてきました。新産業創出の機会は本当になかったのでしょうか?
橋龍死去ですって。あっけないですね。これで旧田中派7奉行のうち半数以上が鬼籍入りというわけで。時代の流れは早いということでしょう。
功罪の「功」はいろんなところで語られるでしょうからここではおきますが、罪のほうはどんなかな? 例の1億円事件などは論外ですけど、一番大きいのは「無駄な省庁再編」ですか。つまりは単なるカンバンの架けかえだったと。
そもそもの目的が「幹部級クラスのポストを半減させて天下りや歳費の削減に資する」として始まったわけです。ところが現実には合併した官庁同士の談合で削られた「次官級ポスト」「局長級ポスト」をいっせいに新設。焼け太りとなり、まったく無意味な省庁再編であったというのが官庁ウォッチャーの間での見方だったわけで。
新制度やシステムは、その目的に合致しているかどうか最後まで監視の目を緩めてはいけない、という教訓になったと思います。官庁は自己増殖するもの、という現実はそこにありますね。果たして政権交代が実現したらここら辺が当初の目的通りに是正されるかが見ものですが。