クロアチアの風  ~茶猫の旅カフェ~

アドリア海の国クロアチアと旧ユーゴの風景をお届けします。旅行情報、写真をお楽しみ下さい。番外編では世界の猫も登場!

新春猫特集6 リラ僧院の飼い猫

2010-01-13 22:39:44 | 世界の猫友だち
 
 ブルガリアのリラ山中に佇むリラの僧院は
 世界遺産にも登録されている由緒ある修道院だ。
 極彩色の壁画が描かれた聖母教会を
 回廊のような僧坊がぐるりと囲んでいる。

 その僧坊の3階で、木の長いすにうたた寝する猫を見つけた。
 突然の訪問者にも驚かずいつもの日課を……かなり人慣れしている。
(猫のうしろのしましまはリラ僧院の聖母教会です)

 近くにポリ容器に入れた猫の砂と、エサ皿が……。
 どうやら僧院で飼われている猫に間違いなさそうだ。
  
 僧院内ではほかにも2匹の猫を発見した。
 気軽に話かけてはいけないような正教会の黒服の修道士たちが
 この小さな生き物に日々エサをあげているのだろうか。

 ギリシャのアトス山の修道院で、
 髭もじゃの修道士たちが猫を何匹も飼っているところを、以前テレビで見たことがある。
 アトス山は今も女人禁制の聖山で、厳格な修道生活が営まれていると聞く。

 「猫と修道院」
 ちょっと意外な組み合わせだけど、
 厳しい戒律の中で暮らす修道士の心を、
 猫たちがほんのひととき、なごませているのかもしれない。

 お仲間の発見で、固いイメージの修道院が
 ちょっと身近になった気がする茶猫でした。
 
 


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4 コメント

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寺猫 (ルイス)
2010-01-24 22:58:08
日本でも、お寺にはよく飼い猫がいますね。
国と宗教の違いはあれど、これまでキリスト教圏でも、イスラム圏でも、寺院に住みついている猫はかなり見かけてきました。
動物を大切にするのは、きっと慈愛の教えにも繋がるのでしょう。

最近読んだ雑誌の中に、エチオピアの岩山の上にあり、聖地として崇められている修道院の記事がありました。
その境内も厳格な女人禁制で、動物でもメスは入れないのだそうです。では、鳥はどうかといえば、性別は容易に見分けがつかないし、空から舞い降りて来て、すぐに飛び去ってしまうので、仕方がないとありました。

さても、宗教にはつきものの、男尊女卑の観念は不可思議です。
女性が居なくては世界は存続しないのに・・

修道院の静寂の中で瞑想ちうのリラ猫に、その答えを求めても、当然無理でしょうけれども(笑)
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メス猫 (ちゃねこ)
2010-01-30 20:39:52
そのエチオピアの岩山の修道院には
メス猫は入れてもらえないのですね?
はあ、そこまで厳格とは驚きです。

リラ僧院の猫の性別までは
考えても見ませんでしたが(笑)

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なんだか雄猫のような~ (Fado)
2010-02-03 02:04:18
気がします。
修道士さんがお世話をされているのですね。
堂々たる風格がありますね。
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オス猫かも? (ちゃねこ)
2010-02-04 23:58:43
今度リラ僧院に行ったら
この猫をもう一度探してみます。
年のようだったし、生きてることを確認したいです。
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