アドリア海岸通りをトロギール方面から北上していくと、
スプリットの町に入る手前に
道路上から左にチラリと見える水道橋。
1700年ほどまえ、軍人皇帝時代のローマ時代に造られたものだ。
デイオクレティアヌス宮殿まで続くこの水道橋は、
1キロメートルあたり数十センチという絶妙な高低差をつけて
7キロほど先の水場から、宮殿まで水を運んでいたという。
ダンプカーもクレーン車もない時代に
こんなものをよく造ったものだと
あたらめてローマ人の建築の才に頭が下がる。
つい百年ほど前まで使われていたというのもすごい。
いったい現代の建造物のとれほどが
あと1700年後まで存続できるのだろうかと
ふと考えてしまう茶猫なのでした。
ところでこのコーナーをもちまして
2009年の茶猫カフェは閉店させていただきます。
(茶猫は明日からスペインへ行きます)
本年もご来店ありがとうございました。
皆さま、よいお年をお迎えください。
そして、来年もよろしくお願いいたします。
来たる年が猫にも、人間にも
やすらぎに満ちた年であることを祈りつつ。
P.S. ところで予告です。
新年の茶猫カフェは例年どおり、新春番外編「世界の猫友特集」だよ!
世界各地の猫のいる風景をお届けいたします。
楽しみに待っててね