前にもふれたことがあるけれど
トロギールの大聖堂の入り口には、
クロアチア中世ロマネスク様式の素晴らしいレリーフが彫り込まれています。
これは1200年代にダルマチア出身のラドヴァンという彫刻家が制作したもの。
両脇には、二頭のライオンの上に原罪を犯した後のアダム(右)とイヴ(左)、
(画像が切れてしまってごめんなさい!)
入り口の上の半円形のレリーフには
キリストの誕生が表現されています。
このキリスト誕生の場面も
マリア様がベットに横たわり、召使いが赤子のキリストを産湯に浸からせるという
ビザンチン美術の図像の影響をかなり受けた構図です。
とはいえ、ここまではどの教会にも見られるおなじみのテーマ。
さらにおもしろいのはその先です。