美しい河岸の町スクラディン

　　シベニックの北、
　　クルカ川がアドリア海に注ぎ込む少し手前の
　　河口エリアに
　　スクラディンという美しい港町がある。

　　この港町から川を遡って
　　クルカ国立公園に行くボートが出ているんだって。

　　クルカ国立公園は
　　プリトヴィツェと同じように
　　石灰華作用によってできた沢山の滝が連なり、
　　溪谷や水辺のたいへん美しい国立公園として知られている。

　　17段もの滝が連なるスクラディンの滝や
　　修道院の建つ小島が浮かぶ美しい湖などがあり、
　　日本ではまだ知名度は低いけど
　　多くのヨーロピアンが訪れているそうだ。

　　茶猫はいつも、
　　シベニック方面に向かう途中のドライブインから
　　この憧れの町を遠巻きに眺めるだけ。
　　だけどいつかここからボートに乗って、
　　クルカ国立公園を訪れてみたいな。
　　
　
　　

お魚と戯れる少年

　　プリトヴィツェ国立公園のボート乗り場で
　　小さな男の子が
　　湖畔に集まる魚をのぞいていた。

　　湖水はあまりに透き通っているんで
　　泳ぐ魚を、手ですくうことができそうなくらいなんだ。
　　

クロアチアのコンソメといえば

　　
　　これはクロアチアで人気の
　　コンソメ・パウダー「ヴェゲタ」
　
　　クノールなど普通のコンソメとちょっと違うのは、
　　ニンジンなど乾燥野菜のチップが入っているところかな。
　　固形じゃなく、パウダーなのも使い勝手がいい。
　　スープや煮込み料理の隠し味、チャーハンなんかに
　　結構使えるよ。

　　写真のものはベーシックなヴェゲタだけど
　　地中海のハーブ入り、赤パプリカ入り、
　　シーフード用、肉料理用スパイスミックスなど、
　　いろんなバージョンがある。

　　どれもブルーのパッケージにコックさんが目印。
　　たいていのスーパーで手にはいるよ
　　

ストンの城壁

　
　塩田と牡蠣で有名なストンの町に
　もうひとつ知られているものがある。

　それは全長５キロほどある城壁だ
　この城壁は町を囲ったあと
　裏山の稜線に沿ってのび
　隣町・マリストンまで続いている。

　ストンに最初の城壁が築かれたのは1333年、
　ドブロヴニク（ラグーサ）がペレシャツ半島を買い取り
　領土に入れた直後のこと。
　当時の強国、ベネツィアやオスマン・トルコの脅威から、
　大事な塩田を守るために築かれたのだという。
　それ以来、城壁は市民の手で、
　数百年かけて絶え間なく建設、補強されてきた。
　城壁には見張り塔や要塞が
　あわせて40箇所も作られていたんだって。
　
　今も残る城壁の上からの眺めもなかなかなもの。
　赤屋根のストンの街並みのむこうに
　海水をたたえた塩田が
　日の光を浴び、鏡のように光っていたよ。
　あれがスヴェタンおじさんの塩田なんだね。

　ストンはペレシャツ半島の付け根の町。
　この城壁は、アドリア海沿岸道路を走っていると
　マリストン湾をはさんで山裾に
　遠まきながら、はっきり見ることができる。

　町に立ち寄る時間がない人は
　車窓に注意していてね。