クロアチアの風  ~茶猫の旅カフェ~

アドリア海の国クロアチアと旧ユーゴの風景をお届けします。旅行情報、写真をお楽しみ下さい。番外編では世界の猫も登場!

コルチュラタウンのサン・マルコ大聖堂

2006-12-10 15:04:44 | コルチュラ島


  コルチュラタウンの中心には
  聖マルコ大聖堂が建っているよ。
  新約聖書の著者のひとりで
  ヴェネチアの守護聖人と同じサン・マルコを祭ったもの。
  入口のアーチの上には
  サン・マルコの彫像も置かれているよ。
  
  祭壇にはヴェネチア派の巨匠ティントレットが
  まだ若い頃描いた
  「受胎告知」と「三人の聖人」が掲げられていた。

  こんなところで大好きなティントレットの
  若き日の作品を見られるとは思わなかったから、茶猫は大感激。
  

コルチュラ・タウンの城門

2006-12-07 18:21:34 | コルチュラ島

 コルチュラ島の中心、
 コルチュラタウンは中世の城壁に囲まれた町。
 城壁は部分的に失われているところもあるけれど、
 がっしりした要塞もいくつか残っているよ。
 
 この写真は旧市街への入口の城門。
 ヴェネチア共和国のシンボルの
 サン・マルコの翼をもつライオン像が入口に彫られていた。
 この島がヴェネチアの一部だったときのものだよ。

マルコ・ポーロ家の謎 その2

2006-11-26 16:25:00 | コルチュラ島
 
  これはそのマルコ・ポーロの家の入口に
  掲げられていたプレートだよ。

  それにしても、どうしてこんなところに
  マルコ・ポーロの家があるんだろう?

  クロアチア人にいわせると
  当時コルチュラ島はヴェネチア共和国の一部だったから、
  マルコはヴェネチア人ってことにされちゃったんだ
  っていうんだけどね。

  でももっと詳しくマルコの家系を調べた学者もいて
  その学者にいわせると、
  マルコ・ポーロの先祖は確かにコルチュラ島の出身で、
  ポーロ家はヴェネチアに移住し、
  その後5つの家に分家して
  その分家したうちのひとつの家系が
  東方貿易に携わっていた
  アンドレア・ポーロ(マルコのおじいさん)だったんだそうな。

  つまりこの説をとると、
  コルチュラ島にあるのは
  マルコ・ポーロの生まれたとか、暮らしてた家というよりは
  「ポーロ家」の家ってことなのかもしれないね。
 
  実際コルチュラ島には
  「ポーロさん」って名前の人が,
  今もけっこう住んでいるって聞いたよ。
  
  この家は保存状態があまりよくなくて
  外壁はある程度残っているものの、
  かなりの部分は空き地のようになっていた。
  家の一部に塔がついていて、
  茶猫が5年前に行ったときには
  この塔に上まで登ることができたよ。
  そんなに高い塔ではないから
  たいして見晴らしがいいとはいえなかったどね。

  1年ほど前に行ったときには修復中で
  家の中に入ることはできなかったよ。

  もしかして、あと何年かしたら
  「マルコ・ポーロ博物館」にでもなって
  オープンしているかもしれないね。
  ちょっした「島おこし」になるといいけどね。

  

マルコ・ポーロ家の謎

2006-11-26 15:30:12 | コルチュラ島
  
  これはコルチュラ島に残っている
  「マルコ・ポーロの家」だよ。
  そうそう、はるばる中国まで旅をして
  元の皇帝のもとで17年間も働いて
  「東方見聞録」を口述した、あのマルコ・ポーロだよ。
  
  クロアチアでは、
  マルコ・ポーロはコルチュラ島出身ってことになっている。
  パリといえば「エッフェル塔」
  広島とえいば「もみじまんじゅう」
  コルチュラといえば「マルコ・ポーロ」
  ってなぐあいだよ。

  「あれ? マルコ・ポーロって
  確かイタリア人じゃなかったかな」
  って思う人もいるよね。

  茶猫もヴェネチアでゴンドラに乗ったとき
  ゴンドリエの兄さんに
  「あれがかの有名なマルコ・ポーロの家だよ」って
  小運河に面して建つ小さな家を
  指さして教えてもらったことがあるよ。

  いったいどっちがほんとうなのかなあ。

 「コロンブスのお墓」もたしかいくつかあったよね。
  茶猫はカリブ海のドミニコ共和国に行ったとき
  首都のサント・ドミンゴの大聖堂で
  コロンブスの柩を見たことがあるよ。

  それからスペインのセビリアに行ったら
  ここの大聖堂にもコロンブスのお墓があったよ。
  ここの遺骨(遺灰?)は、キューバのハバナの大聖堂から
  持ってきたという説もあるしね。

  どうしてあちこちにお墓があるのかな。
  分骨(?)したのかなあ。
  カトリックはふつう火葬しないから
  ちょっと妙な気もするナ。
  
  

  
  
  

  

アドリア海に浮かぶコルチュラ島の旧市街

2006-11-23 22:01:07 | コルチュラ島

  クロアチアの沿岸には
  1185もの島が宝石のように散りばめられている。
  古代ギリシャ時代からの歴史や文化に彩られた島も多い。
  ただ美しいだけでなく、
  2500年もの歴史を刻み込んでいるんだ。

  ドブロヴニクから日帰りで行けるコルチュラ島も
  そんな長い歴史をもつ島のひとつ。
  教会や、古い石造りの建物の影に隠れるように、
  茶猫の友だち猫もいっぱい住んでいるよ。

  海から見た旧市街は
  中世の城壁に囲まれていてこんなかんじ。