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長い棒のようなものを持ったバイクマン。そのおじさんが去ると、街にガス灯が灯ってゆく。
ザグレブの旧市街では、今も200以上のガス灯が使われているそうです。ガス灯の近くには小さなプレートで番号が表示されています。
毎日、夕刻になると、長い柄でひとつひとつにガスを灯し、早朝、消してゆくガス灯おじさんは街の風物詩。
今回、バイクおじさんに初めて遭遇しました!(*^^*)
ザグレブで、レトロな路面電車に乗りました。
1920年代のデザインで、旧ユーゴの時代に活躍していたそうです。今はもう現役を退いていますが、今回は特別リクエストで貸し切って乗車。
2両編成の車両、ゴトゴトと時代を感じさせる走り。このゴトゴト感こそが、路面電車の醍醐味です。なんだか時の隙間に入り込んだような不思議な感覚。
今のトラムのコースとは違うところを走るため、運転手さんは3回ほど車両を降り、スパナのような長い工具で、レールの軌道を替え、また乗り込んで走ります。
内装は木製でなかなかシック。天井や窓枠も木でできています。オレンジ色の天井ライトが温かい雰囲気をかもしだします。ドアは手動の引き戸。蛇腹でさえありません。もちろん冷房もなし!
昔ながらの真鍮のレバーが渋い運転席。
市街地を一周し、イエラチッチ広場に到着。
ちょっと特別な30分のタイムスリップを楽しみました。
久しぶりにミロゴイ墓地を訪れた。
カソリック、正教徒、ユダヤ教徒、無宗教者がともに眠るザグレブの共同墓地。
朝の光が差し込む回廊が美しい。
敷地は広く、墓地の墓碑は十字架だけでなく、彫刻やレリーフで飾られ、野外ミュージアムのよう。緑も多く、不思議と穏やかな気持ちにさせてくれる場所。
クロアチア初代大統領・フラニョ・トゥジマンの墓が、墓地の中央にどーんと置かれていました。
イエラチッチ広場で行われていた初夏の伝統工芸フェア。
広場中にさまざまな手工芸品、はちみつやスモークチーズ、クッキーなど伝統食材を扱う屋台が軒をつらねていました。
これは昔の遊園地の再現?
お姉さんは、トウモロコシや麦を編んで帽子やお人形を制作中。
カラフルにペイントした瓢箪も。
揚げたてのゲンコツドーナツもクロアチアの伝統の味。
子どもたちのための人形芝居の小さなステージも出現。
なんだか昔懐かしい紙芝居みたい。
子どもたちはみんなお行儀よく座って見入っていました。