クロアチアの風  ~茶猫の旅カフェ~

アドリア海の国クロアチアと旧ユーゴの風景をお届けします。旅行情報、写真をお楽しみ下さい。番外編では世界の猫も登場!

リュブリャナの空中レストラン

2015-10-11 14:35:18 | スロヴェニア



リュブリャナを散策していると、クレーンでつるさげられたカプセルのようなものが空中に見えた。細長いテーブルのようなものを囲んで、人が座っている。ガイドの話では、なんと空中レストランだという。

下から見ると、人々の合間に、白いシャツを来たウェーターさんが動いている。このクレーンレストラン、5月に期間限定で営業したら評判がよかったので、今回も10月に、市当局の許可を得て、5日間限定で営業しているそうだ。
メニューはコースオンリーで90ユーロ。テーブル席はMAX20名とのこと。調理場はないので、料理は事前にすでに用意されているらしいです。

オープンテラス風で、ガラスの仕切りもなさそう……
雨が降ったらどうなの? 風が吹いたら揺れないの? シートベルトある? こういう環境で食事や料理を楽しめるのかなあ、などとあれこれ気になって、ちゃねこはちょっと行きたい気持ちにはならなかったけど、チャレンジャーっているんだね! 5日間の予約は既に満席らしいです!

 


ユーゴ時代のコーラ・コクタ

2015-08-21 00:49:17 | スロヴェニア



ユーゴ時代からののコーラ「コクタ」
コカコーラに対抗し、ユーゴ時代に開発された国民的ドリンク。今もスロベニアやクロアチアで人気です。

原料は、ローズヒップなどのハーブで、コカコーラを飲むと気分が悪くなる茶猫も大丈夫。炭酸はあまりきつくなく、穏やかな風味。
スロベニアやクロアチアのカフェやレストランに置いてあることがあります。

 


地下に大渓谷のあるシュコツィアン鍾乳洞

2015-08-15 21:57:43 | スロヴェニア

 スロヴェニアのツアーでは、必ずといってよいほど立ち寄るポストイナ鍾乳洞から、さらにトリエステ方面へ行ったところにあるシュコツィアン鍾乳洞。

この鍾乳洞のすごさは、その地下渓谷にあります。見学の後半は、壮大な地下の渓谷の断崖絶壁に彫り込まれた暗い小道を歩きます。

絶壁の道に点々と灯された灯りが真っ暗な洞窟の奥深くまで延々と続き、神秘的。数十m下にはリカ川が流れ、ごうごうと音をたてています。天井も高く、地下空間のスケールの大きさに圧倒されます。

途中、渓谷に架けられた橋を渡ります。スリル満点、ドキドキです。こんな渓谷が、一見普通に見える森の地下にあるなんて!


鍾乳洞内部は暗闇で生きる生き物も生息しているため撮影は禁止。スロベニア観光局の写真をお借りしてアップしますね。



あちこちに、初期の探検家が岩場の絶壁に掘った階段が残っているのも印象的でした。電気も通じていない時代、真っ暗な洞窟を、松明やオイルランプを頼りに、崖に道まで掘り込みながら調査をした人々の未知への希求に頭がさがります。

この洞窟を流れるリカ川は、ここから地下を流れ、イタリアのトリエステ近くで地上に顔を出し、アドリア海に注いでいるのだとか。大地に吸い込まれていく川の流れは、外の展望台からも眺めることができます。

この辺りの土地は石灰岩質で、調査されたものだけでも、大小8000以上の地下の空洞があるといいます。地質学用語にもなったドイツ語のカルストという言葉は、スロベニア語のこの地方の呼び方、クラスのドイツ語読みだそうです。地質学用語のカルストはスロベニア語がもとになっているのですね。

地球の胎内で、人間の動向とまったく無関係に、いっときも休むことなく刻まれている自然の営み。未知の地下世界に広がる地球の豊かさに驚かされました。

洞窟の出口だけは写真が許可されています。出口はこんなかんじ。
地下世界を歩いて来た目に、緑が沁みました。 


 


ニワトコのジュース

2015-08-15 04:41:05 | スロヴェニア

ブレッド島のカフェで、あまり暑かったので、ふうふうしてたら、ガイドさんがニワトコのジュースをご馳走してくれました。
ニワトコ(elderberry)の花から作るジュースで、スロベニアでは伝統的な飲み物だそうです。
ホームメイドもするけど、スーパーでは、こんな風に薄めて飲めるシロップを売っているのだとか。
レモネードに似た優しい風味でリフレッシュできました♪  Hvala !! ご馳走さまでした! 



スロベニアの牛乳販売機

2015-07-26 21:37:21 | スロヴェニア

リュブリャナの青空市場にある牛乳販売機。
酪農家から届けられた新鮮な牛乳が買えるすすぐれもの。

ボトルや水筒を持参して、容量を選んで料金を入れ、ボタンを押すだけ。美味しい牛乳が注がれます。容器を持ってこなかった人のために、隣でペットボトルも売っています。

ちなみにお代は1リットル1ユーロ。100mlなら10セント。少量でも買えるのが嬉しいな。

自動販売機をほとんど見かけないスロヴェニアに、牛乳の販売機はあるっていうのがこの国らしい。
ミルクはこの国の人の日常に欠かせないものなんだね! 


スロヴェニアの郷土料理 ロールケーキのポティツァ

2015-07-15 00:07:55 | スロヴェニア

スロヴェニアの伝統的なお菓子・ポティツァ。中にクルミ、ケシの実、などを練り込んだロールケーキです。
ヘーゼルナッツやレーズン、スロヴェニア特産の蜂蜜を練り込んだもの、タラゴンやチャイブなどのハーブを使ったもの、カッテージチーズ入りのものまであり、種類は数十種にもなるそうです。

ブレッド島のカフェでは、手作りのポティツァを出しています。カフェのお姉さんが作っていたのを見せてもらいました。

生地を作ったら、焼き上げるのには、フランス菓子に使うクグロフ に良く似た型を使います。

 

それに、ロール状の生地を入れてオーブンへ。
(この型は、このカフェに、インテリアとして飾っています)

 

出来あがりはこんな感じ。

 

↑ 焼き上がるまで待てなかったので、スロヴェニア政府観光局の画像をお借りしました。

ロールケーキというと、クリーム入りの甘いお菓子を想像しがちですが、これはケーキとパンの間くらいのお味。冬にはベーコンのポティツァもよく食べるそうです。イースターやクリスマスにも欠かせないのだとか。

スロベニア料理に関心のあるかたは、政府観光局のPDF資料がすご~く充実しているので、訪ねてみてくださいな♪

http://www.slovenia.info/pictures/publication_language/2009/okusiti_prospekt_skupni_jap___pub.pdf
 


ブレッド湖、聖母マリア教会の花嫁さん

2014-07-29 08:52:26 | スロヴェニア

美しいブレッド湖に浮かぶ小島。

この小島の小高い丘の上に建つ聖母マリア教会は、スロベニア人の憧れの結婚式場だとか。
だけど、結婚式の前に待っているのは厳しい試練。それは、花婿さんが花嫁さんを「お姫様だっこ」して、教会に続く100段の階段をのぼらなければいけないってこと!!

今日、挑戦しているカップルに出会いました! スリムな彼は,彼女を楽々と抱き上げ、100段の階段をのぼりきりました! はしゃぐ花嫁さんにに比べて、登ってるときの花婿さんの表情が心なしか固かったのは、彼女のためにこの厳しい登りに耐えていたせい??(男はつらいよ~)

階段を上ってキスを交わすふたりは、もっのすごく幸せそうでした。
試練のあとに幸あり。
末永く、お幸せに!!

 

 


断崖のブレッド城で楽しもう!

2014-07-11 01:33:31 | スロヴェニア

ブレッド湖の湖面から100mの断崖絶壁に立つブレッド城。2日前のブレッド湖の写真は、この展望台から撮影したもの。天気がよければ、眼下にはブレッド湖の素晴らしい景色が臨めるだろう。背後にはユリアンアルプスのトリグラフ山系が頭をだしている。運がよければ、スロベニア最高峰のトリグラフ山(2864m)も臨めるだろう。この写真では、左奥の白い峰の山がトリグラフ山。スロヴェニアの国章にも描かれていて、スロヴェニアの人が、一生に一度は登りたいと思っている山だから、茶猫は「スロヴェニア富士」と呼んでいるよ。

ブレッド城内には、展望台、博物館、礼拝堂、ショップなどがあるが、ちょっとしたアトラクションも楽しめる。グーテンベルクが発明したのと同じしくみの活版印刷機がある印刷所もある。ここではブレッド城の訪問証明書を作ってくれる。

和紙のような紙とデザインを選び、一文字づつひろった文字を印刷機にはめ込んで、今日の日付と自分の名前の入った証明書を、見ている前で作ってくれる。世界で一枚だけの訪問証明書。ハネムーンカップルなどにはいい記念になる。

城にはワインセラーもある。ブレッド湖周辺で作ったワインが売られている。樽ワインを買うと、樽からのボトル詰め、コルク詰め、コルクの蝋での封印など一連の作業をやらせてくれる。名前入りのラベルをくれるので、これまた訪問のいい記念になる。白か赤かを迷っているなら、ティスティングをさせてくれるので、頼んでたらどうかな?
ちなみに、スロベニアワインなら、茶猫のおすすめは白。

ワインセラーの入口にて。

中世の衣をまとった修道僧のようなスタッフが対応してくれますよ~♪