花の中の自転車 2008-10-29 19:55:19 | ストン 夕闇迫るマリストンの港に 白髪の老紳士が自転車に乗って現れた。 ストンから続く5.5kmの城壁のおしまいは 牡蠣の養殖場のあるこの港。 花降る城壁に自転車を留め カメラを構える茶猫にウィンクすると、 彼は風のように船着き場に消えていった。 自転車は鍵もしないまま、咲き誇る花の中に。 緑の蔓は600年前の城壁に巻きついている。 目の前はエメラルドの海。 贅沢な駐輪場だなあ。
これはなんでしょう? 2008-10-27 21:59:11 | シベニック シベニックのメインストリート 人が行き交う町中の建物の下に 小さなくぼみを見つけた。 よくよく見ると、イタリア語で 「いとしのワンちゃん」 というメッセージが…… そう、これは犬のための水飲み場。 すぐ近くに、猫のための水飲み場もあったけど タイミングを逃し、写真をとれなかった。 茶猫としては悔やまれる… 今度行ったときに撮ってきて ぜったいアップするにゃ と、固い決意を。
お魚たちの秋 2008-10-26 03:54:10 | プリトヴィツェ 透き通った水辺に降る落ち葉の下に 元気な魚の群れが隠れていた。 プリトヴィツェの秋は瞬く間に過ぎてゆく。 これから訪れる厳しい冬の中で 魚たちはどんなふうに生き延びていくのだろう。 凍てつく湖のどこかに かれらにふさわしい隠れ家を見つけるのだろうか
プリトヴィツェ、秋の贈り物 2008-10-26 03:35:56 | プリトヴィツェ ひっそりした森の片隅に まっ赤な絨毯が敷きつめられていた。 重なる葉っぱを押しあげて 秋が生んだ小さな命が顔をもたげていた。 秋はプリトヴィツェの森に たくさんの贈り物を残していく。
プリトヴィツェからの秋便り 2008-10-25 09:51:14 | プリトヴィツェ 2008年、10月9日、快晴。 訪れたとき、プリトヴィツェ国立公園は ちょうど紅葉の真っ盛りだった。 周囲の山全体がオレンジや黄色に染め上がり その色彩の競演の姿を、 人知れず水辺にも映しこんでいた。 紅葉は2週間ほど前から始まったとのこと。 今年は例年より少し早い秋の訪れのようだ。 朝晩は息が白くなるほど冷え込んだけれど、 日中は20度まで上がる快適な天候の中 ハイキングを楽しむことができた。 こんな森の秋支度の中、 小さなシクラメンが あちこちに咲いていたのにも驚いた。
ドブロヴニクの朝焼け 2008-10-19 22:47:46 | ドブロヴニク ホテルの窓を開けたら こんな朝が広がっていた。 キーンと張りつめた大気。 刻々と色を変える東の空。 けれど釣り舟も、観光船もまだ姿を見せず、 町も海も島も まだ深い眠りの中ににまどろんでいるようだった。