イストラ半島のまん中に位置する内陸の町モトヴン。
町の周囲は13~14世紀に築かれた城壁に囲まれています。
小高い丘の上に広がる街並みは、どことなくイタリアの中世都市を連想させます。
丘の下の広場からミニバスで5分ほど坂道を上がり、
バス停で降りてから、さらに坂道を登ると城門が。
城門の上には、ヴェネチア時代の翼のはえたライオンのレリーフが残り、
その上は民家になっているようでした。
坂の途中に、アドリア海沿岸の町でよく見かける吹き抜けのロッジアがありました。
眼下にはモトヴンの緑の森と葡萄畑が広がっています。
ロッジアにはベンチもあり、ちょっとひとやすみできそう。
城門を入るとカフェがありました。
ちょっと肌寒い朝だったので、誰もすわっていませんでしたが、
風通しがよく眺めがいいので
夏は大勢の人で賑わうのでしょう。
脇から見ると、カフェの下は城壁でした。
町は城壁の上に作られているのですね。
丘の上の広場に面した聖ステパノ教会。
ヴェネチア郊外に数々の宮殿を手がけたあの建築家パラッディオが手がけたそうですが、それにしてはかなり地味な田舎風バロックの教会でした。
隣の鐘楼には登ることもできるそうです。
丘の上からの眺めはなかなかでした。
モトブンの町の向こうに、幾重にも連なる森や丘陵が広がりますが、
この森は、トリュフの生える森として知られています。
次回はモトヴンのトリュフを紹介しましょう。
イストラ半島にもこのような中世の山上都市があったのですね。
ベネチア共和国が繁栄した時代の軍事要塞だったのでしょうか。
僕はアドリア海の沿岸部から戻って、プーラをベースとして
有名どころのロヴィニィ、ポレチュを回ってベネチアに抜けてしまいましたので、
内陸部は知らずに終わってしまいました。
とても魅力的な町ですね。
ほんと、イタリアの小さな古い街にそっくり。
城壁の上のカフェ、あったかいときに行ってみたいなぁ。。(春は若緑に赤い屋根で、きっといいでしょうネ!)
教会もシンプルだけど、何となく洗練されたファサードですネ。
(^_-)-☆
長い間の開店休業、反省しきりです
さっそくのご来店ありがとうございます!
イストラ半島は、クロアチアの中でも最もヴェネチアに近く、ヴェネチア共和国に組みこまれていた時期が最も長い地域です(場所によっては1200年代から500~600年近くも!)
ルイスさんはプーラやロヴィニ、ポレチにも行かているのですね。あのあたり、イストラ半島の西海岸は、ヴェネチア船がイスタンブール方面へ向かうときの必須の沿岸航路として手に入れた場所だったのでしょうね。
イストラ半島は、ちょっと内陸に入るだけで、海岸部とは一味違った雰囲気の町に出会えるのも楽しいです。
こっちこそご無沙汰してました!長いブランクをへてのご来店ありがとうございます!
ところでイストラ半島の内陸部にはこんなふうなイタリアっぽい丘の上の街、結構多いですよ。田舎道をドライブするとあたります。
でも内陸は内陸ですが、ザグレブあたりの内陸の街とは違って、このあたりはやっぱり地中海世界の香りがしますね。
今度季節のいいときに行く機会があったら、イストラ半島のオリーブをつまみに、城壁の上のカフェでワインを飲みたいです
イレーネさんがいうように、町の教会は装飾はないけど、ファサードの形がしっかりしてますよね。やっぱりパラッディオ大先生が設計図をひいたのでしょうかね!