CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

発症からの日数による切り捨て医療制度 その(2)

2006-02-21 15:57:10 | リハビリ
発症後期間による切り捨ての根拠は、『長期間にわたって効果が明らかでないリハビリテーションが行われているとの指摘がある』ということだけです。

『長期間にわたって行われているリハビリテーションの中には、効果が明らかでない場合がある』

したがって、
『長期間にわたって行われるリハビリテーションは、行わせない』という論理??です。論理学の勉強が足りないのではないでしょうか?

正解は、
『長期間にわたって行われているリハビリテーションの中には、効果が明らかでない場合もあり、効果が明らかな場合もある』

したがって、
『長期にわたるリハビリテーションのうち、効果が明らかでない場合は、リハビリテーション料を算定しない』とするなら、理解できます。

つまり、期限をこえてリハビリテーションを継続する場合、『効果を客観的に示すこと』という注釈があれば、納得です。結果をともなわない場合に限り、医療機関の持ち出しになるわけです。

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