CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

民主党の医療政策:『日本医師会はまず反省を』

2009-09-04 17:42:23 | リハビリ
「唐澤日本医師会会長の自己批判がないと、我々もまともな話ができない」(民主党/仙谷由人衆院議員)

「病院と協力して頑張ってやっている開業医から聞こえる声と、民主党の診療報酬引き上げ策に反対している日医と、どちらを信じていいのか判断がつかない」(民主党/鈴木寛政調副会長)


ロハスメディカルニュースより
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/03205534.php
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/04021108.php

まさに、圧勝した民主党の逆襲、という感じもしますが、少し冷静に考えてみましょう。

医師会にせよ、学会にせよ、専門家集団としての役割があると思います。

医師会は、政治的圧力団体になりすぎたことを反省し、与党でも野党でもなく、医療を提供し守る専門家として出直すことが求められると思います。

学会の方も、良い政策には賛意を表明し、医学的に誤った政策にはきちんと反論する、学術を背景に言うべきときには言う、そんな組織になることが、国民から期待されているはずです。そういう活動が、結果的に国民の医療を守るのだと思います。

民主党の主張する『リハビリ包括化』は、廃用症候群の暗黒時代への後戻りを意味しますから反対ですが、全体として(あるいは野党時代の路線は)、営利企業による医療破壊を防ぐ政策に近いように思います。

民主党議員からは、『これから現場や専門家の意見を伺って、マニフェストも微調整しながら政策を進めて参ります』とのお返事を頂きましたので、しっかり監視して参りたいと思います。

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