CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

鶴見和子 絶筆

2006-08-30 18:41:57 | リハビリ
鶴見和子さんの絶筆となってしまいました。

藤原書店 『環』 26巻 (2006年夏号)

老人リハビリテーションの意味

『費用を倹約することが目的ではなくて、老人は早く死ね、というのが主目標なのではないだろうか。老人を寝たきりにして、死期を早めようというのだ。』『この老人医療改定は、老人に対する死刑宣告のようなものだ』

そして、鶴見和子さんは、7月31日亡くなられました。

新刊ですので書店でお買い求め下さい。

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2 コメント

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国に裏切られるということ (訪問セラピスト)
2006-09-01 19:29:57
訪問リハを申し込まれる患者さんが増えています。病院に切り捨てられてしまった悲しみと絶望を抱えて。ほとんどが今回の切捨てについて、実際切り捨てられてから始めて知ったという方ばかりです。一つだけご紹介します。



日本の高度経済成長を支え、しゃにむに働き、子供を育て、税金、社会保障費を納めてきた。いざ、年をとって働けなくなり、障害を持ったとたんに今まで尽くしてきた国に裏切られてしまった。お国はもう私のようなおいぼれは金をかける価値もないと思っているらしい。



訪問先でこのような怒りに触れることも珍しくなくなりました。重度の障害を持つ患者さんは、そのような怒りすら表すこともできません。

鶴見様、ながいことご苦労様でした。どうぞ天国からこの国の行く末を見守ってください。
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姥捨穴 (japa)
2006-09-02 09:39:36
"願"の北方の山の麓に大きな洞穴がある。昔、この地方では六十歳になった老人を、生きながらこの穴に捨てたので、姥捨穴といわれている。この穴は村からあまり遠くないので、家に帰ろうと思えばいつでも帰れたが、老人たちは、「これが働けなくなった老人の運命だ」とあきらめて、ここでさびしく死んでいったという。

小山直嗣著 新潟県伝説集成 佐渡編~

昔話ではなくなりました。
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