健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

知られざるドクダミのパワー

2008年06月19日 11時39分11秒 | Weblog
我が家には今年もたくさんの「ドクダミ」が大地を這うように咲きました。
葉っぱは独特の香りがしますが、何といっても薬草ですから雑草のようにむしりとらないでそのまま繁殖に任せています。
何とも白い花がかわいらしく清潔感もあり、あたり一面咲いている様子もいいものです。
私は一輪ざしなどにいけて洗面所などに置いたりこの自然の贈り物を有効活用させてもらっています。

でも実際白いお花と思っているのは花弁ではなく、総苞片(そうほうへん)と呼ばれる器官だそうで中心の黄色く細長い部分が小さい花の集合体だということです。

湿った日陰に根を張ってはびこるのであまり気に留めない方も多く、雑草のように引き抜かれてしまうことも多いようですが、ドクダミの凄いのはその生命力と多くの効能です。

江戸時代の本草学者、儒学者として知られる貝原益軒(かいばらえきけん)は「大和本草」という著書の中に「十種の薬の能ありて十薬となす」と書かれていますが、漢方では『十薬』といわれて十種を越す効能があるということです。


ドクダミのすばらしい薬効や効能を調べてみました。

①排便を促す緩下作用と余分な水分を排泄する利尿効果があるので体内の老廃物を除去する作用(解毒)があります。

②毛細血管を強くする作用があります。

③カリウム塩を含んでいるので神経細胞や筋肉組織を活性化する働きが有ります。

④皮膚表面の汗腺の調節に効果があり、自律神経をコントロールする働きが有ります。

⑤抗菌作用があります。

⑥消炎作用があります。

⑦血液循環を改善します。



*煎じて飲料すると次のような病にも効果があります。

便秘症・風邪・高血圧・肩こり・耳鳴り・胸の痛み・胃酸過多・のぼせ・冷え性・動脈硬化など

*ドクダミの葉や茎をすり潰した青汁を塗ると

切り傷・オデキ・にきび・水虫・皮膚病・蓄膿症などに効果があるといわれます。


*ドクダミを使った製品

ドクダミ茶、ドクダミワイン、ドクダミハニー、ドクダミ入ドリンク、ドクダミ化粧品、ドクダミ石鹸、ドクダミ薬湯などがあります。


*乾燥ドクダミを作りおきして活用する方法
 
①きれいに洗って土やゴミなどを洗い流す。
②良く水気を切って少しずつ束にして風通しの良いところで根元をつるして乾かします。
③3日以上たって良く乾燥したら適当な大きさに切って密封容器(空き缶や空き瓶)
に乾燥剤などを入れて保存します。

乾燥したドクダミはお茶として煎じて飲んだり(水600mlに対して15g)また50gくらいを木綿袋に入れてお風呂に入れてドクダミ風呂で冷え性対策や美肌効果に。
お風呂は良く洗った生のどくだみの葉や茎を木綿袋に入れてそのまま水からお風呂を沸かし湯船に浮かべたまま入浴することも出来ます。

ただし乾燥するとあの独特の香はが消えますが抗菌・殺菌作用もなくなりますので傷などには生の葉を使ってください。


さあ、もし身近なところでドクダミを見つけましたら、凄い薬効のある生命力豊かな薬草を持ち帰り、栽培してみてはいかがですか?



最新の画像もっと見る

コメントを投稿