健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

体温測定

2010年11月15日 19時46分26秒 | Weblog
久しぶりの雨です。
近頃風邪を引いている方が多いので、この雨で空気の乾燥が少しでも解消されると有り難いですね。


さて、紅葉も例年より一週間遅れているようですが観光地では今が見頃となりました。
店先にも柿をはじめとする秋の果物などが並んでいます。

「柿が赤くなると、医者が青くなる」とも言われていますが、柿にはビタミンCが豊富で
利尿作用や血圧を正常にしてくれる働きが有ります。

一方、柿は身体を冷やすとも言われますがこれは食べすぎた場合です。
なので正常な体温が下がるということでは有りませんので、栄養価の高い季節の果物として
上手にいただきたいものです。


いよいよ冷たい空気が肌を刺すようになり、油断をすると風邪に侵入され微熱などの症状が
出たりもします。


ところでご自分の平熱をご存知ですか?

日本人の平熱は平均が36.5度前後といわれていますが個人差もあります。

特に高齢になると平熱は36度を下回ることもあって、特に暑さや寒さに影響を受けやすくなるため
夏はやや高めに、冬はやや低めになる傾向があるようです。

また加齢によって体温調節中枢の機能が衰えてくる為、病原菌の体内侵入に対しても
発熱が起こりにくいこともあるので、食欲など日常と何かしら変化がある時は注意が必要です。


一日の中で体温が上がるのは夕方で、活動しているときと眠っているときでは1度ほど変化があります。
さらに夜中の2時~3時にかけて最低になり、明け方にかけて上昇するそうです。


*体温が1度下がると

●免疫力は37%低下し風邪や病気にかかりやすくなります。

●基礎代謝は12%低下するので脂肪を燃焼しにくくなり、肥りやすくなります。

●体内酵素の働きが50%低下して栄養素の吸収や、体温のもとであるエネルギー生産力も低下するので疲れやすくなります。

●自律神経の失調 ・不眠・食欲不振・だるい・トイレが近く残尿感がある・生理不順・心筋梗塞の危険性もでてきます。

●癌細胞は低体温を好むということで、ガン細胞の発生や増殖しやすい環境になります。


これから益々風邪にかかりやすい季節となりますので、まずは平熱を知って体調管理が必要です。

体温計には水銀体温計や簡単な電子体温計などがあります。

水銀体温計は約10分と時間もかかりますが最も正確な測定が出来ます。


*体温測定の注意は

●運動・入浴・食後の30分は避けます。

●脇の下で測る時は脇の下の汗をよくふいて、温度計の先を脇の下のもっともくぼんだところに、
 体側に対して30~45度の角度で差込みます。

●口の中で測る時は舌の裏の中央にあるスジに体温計の先をあて、舌で軽く閉じて測定します。
 正確に測るためには口を開いたり、おしゃべりは厳禁です。


それでは、季節の食物をバランスよくいただいて風邪が入り込まないように養生しましょう。
今週は少し気温が下がるようですから要注意ですね。 


*今日のショット:襟巻をしているジジ  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿