健康塾通信

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リンパとは②

2019年12月21日 12時42分57秒 | Weblog

師走の週末をいかがお過ごしでしょうか?

さて、前回リンパとは循環系とお伝えしましたが

これからお伝えする「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節」を

総称してリンパと呼んでいます。

 

リンパ管は全身に植物の根の様にはりめぐらせされ

中には弁が有って逆流を防いでくれています。

また、一定のリズム(10回/分)で自律的な収縮運動をしています。

 

そして、皮膚の直下にある毛細リンパ管から「表在リンパ管システム」

によって取り込まれたものがリンパ液です。

リンパ液は無色か淡黄色をしていて、

静脈で回収できない大きさの物質(タンパク質や有害物質など)や水分を含んでいます。

 

リンパ液の流れる速さは1秒で0.5センチ以下とゆっくりで、

この流れは筋肉の動きや内臓の動き、動脈の拍動や

リンパドレナージというマッサージによって影響を受けます。

 

さらに輸送されたリンパ液は、リンパ節という中継地点で、有害物質をろ過してもらいます。

リンパ節は全身に600~700個存在しフィルターの役割を担っています。

このようにリンパの流れは、その後りんぱ本幹という太いリンパ管に合流し

最後は鎖骨の下の方にある静脈角へ流れ込んで長い旅を終えます。

 

専門的になりましたが、体の中の見えない部分のシステムを

ご紹介しました。

 

では次回もよろしくお願い致します。