蒸し暑い日が続きますが、体のだるさなど感じていませんか?
どんよりとした週末の朝を迎えています.
お仕事がお休みの方は
こんなときこそ、気分転換を楽しみましょう!
早朝は、木々の緑が生き生きとして鳥たちのさえずりも一層響き渡っています。
さて、前回の続きですが、皆様は定期的な運動を心掛けていらっしゃいますか?
サルコペニア(筋肉喪失)には十分な栄養と筋力を増加するための運動が必須です。
更に注意が必要なのは、脂肪が筋肉より多いと「サルコペニア肥満」になり
肥満とサルコペニアの2つのリスクがあります。
ここで、これまでの「ロコモ」「サルコペニア」「フレイル」の関係を見ていきたいと思います。
まず、「フレイル」・・・高齢者の虚弱には、身体的・心理的・社会的の
3つの要素があります。
① 身体的要素
*基礎疾患を持っている。
*体重減少(食欲低下、摂取量低下による低栄養、口腔機能低下も要注意)
*身体的機能低下・・・
ロコモティブシンドローム(運動器の機能の衰えなどで転倒や骨折の増加)
サルコペニア(筋力の衰えは基礎代謝が落ち、歩行速度が遅くなり疲れやすい)
② 精神的・心理的要素
*認知機能障害 (意欲・判断力に欠けてくる)
*抑うつ
③社会的要素
*独居(孤食)
*貧困
*閉じこもり
*社会的サポートの欠如
ここでわかることは、ロコモもサルコペニアもフレイルの身体的要素になっていることです。
では、これら、フレイルサイクルという悪循環を図式化しました。
【体重減少】はサルコペニアを招く→サルコペニアは疲労感・筋力低下となって
→筋力低下は【身体的機能低下】歩行速度が落ちる・運動器不安定症・バランス障害・移動困難などによって、
【活動量が低下】しエネルギー消費量も低下します。→それが食欲低下や低栄養に結びついて、体重減少となる
ここまでは介護が必要となる 前の段階のフレイル悪循環です。
やがて、
これらが骨粗しょう症を招き、転倒・外傷(骨折)機能障害などのリスクが増え→要介護状態に陥る結果になります。
今回はこのような「フレイルのサイクル」を知ってご自身や身近な方への
要注意なリスクを減らしていけたらと思っています。