健康塾通信

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古代ギリシアの体操の考え方

2014年03月23日 05時48分51秒 | Weblog
友人からのプレゼント手作りのお雛様


お花屋さんの店先には、カラフルな花々が並ぶようになりました。

朝晩は、まだひんやりと冷え込むことが多いのですが

日中の陽射しは暖かくなって参りました。



さて、本日は運動について、古代ギリシアと世界の大きな流れや

ギリシアの体操の概念をご紹介いたします。


古代ギリシアに起源を持つ現代の体操概念は有史以来2500年の歴史を持っています。

さらに1000年もさかのぼってすでに様々な形態の体操が存在していて、

5000年前の中国では、健康増進を目的とするカンフーが発祥し、

インドでは3000年以上の歴史を持つヨーガが行われていました。


世界の養生法の中には、前にご紹介したギリシアのヒポクラテスの養生論が有名ですが、

古代ギリシアの教育制度の中では、いかに体操が重要な意義を持っていたかは、

10歳までの子どもの教育で精神発達より、身体的特性の発育を重要視していた

プラトンの教育思想で明らかになっています。


つまり教育的要素の体操形態、裸体で修養する芸術を目的とする以外、

高い運動能力が要求されるスポーツ競技の向上を目指した訓練用の体操も含めて、

「健康増進のための体操」と呼ばれていて、その呼び方の方が中心的な場合もあったといいます。


また、プラトンはこれらのほかに、妊婦向け体操や、幼児・青少年・老人向けの体操で得る

健康の意義なども包括していたということは、

まさに現在の日本における厚労省や文科省の取り組みの先駆けであると考えられます。


では次回は、日本の養生法、運動(体操)の歴史をお伝え致します。


三連休も今日が最終日。。。お天気に恵まれお出かけの方も多いのではと思います。

では、楽しんでお過ごし下さい。