カクテルローズ
我が家の春もあちこちに見られます。
関東も桜が開花して、お花見の季節が到来しましたね。
さて、諸外国の運動の流れのあとは
我が国の養生法などの中から運動の流れをお伝え致します。
我が国には六世紀半ばころ、文字の伝来と共に「導引術」が伝わりました。
これは、日本最古の医学書「医心方」の養生篇に不老長生法としてとかれています。
さらに、1713年今から300年前、江戸時代の健康・養生書のベストセラー
として読み伝えられているのが貝原益軒の「養生訓」ですが、
巻第五の五官に、運動法の「導引」が綴られています。
養生訓については、以前のブログでお伝えしてきました。
これには運動に関する記述は、ごく僅かではありますが
食後の散歩や、足指のもみほぐし等の記述の中、
食後の散歩は、ヒポクラテスの食後の散歩運動に共通しています。
さらに、時代背景と運動を追ってみますと、
江戸時代には、散歩や運動は腹を減らして疲労を蓄積する
『有害』な活動といわれてました。
明治時代には学校教育に「スウェーデン体操」が採用され、
大正時代は、敗戦や関東大震災の混乱の世相の中で霊術がブームになり、
西洋からの催眠術・呼吸法を中心とした伝統的健康法、
武術などの鍛錬法が影響し合いながら発展しました。
昭和3年にはNHKラジオ放送で国民保険体操が全国に普及され、
第2次大戦後昭和26年には、新ラジオ体操が復活しました。
平成に入り10年には、学校指導要綱の保健体育科において、
「体操」領域の名称が「体つくり」に改訂されました。
では次回、明治から昭和にかけて生まれた健康体操などを
お伝え致します。
外はシトシト雨が降りだしています。予報どおりですね。
深夜ですから、雨音が打つ響きだけが聞こえてきて
久々に心地よい響きです。
ふと、夜中に目を覚ましパソコンに向かっていました。
では、おやすみなさい。。。