先日、ねこ友会メンバーと映画を観てきました。
『Flow』
ラトビア発のアニメーション。
数々の賞を受賞。
アカデミー賞でも「長編アニメーション賞」に選ばれた作品だそうです。
1匹の黒猫が主人公。
突如、洪水に沈んで行く世界。
1槽の船に飛び乗った猫は、そこで乗り合わせた他の動物たちと共に旅に出る。
これから観に行く予定の方はここまでで!
********************
とても不思議な感覚でした。
観終わった後、ちょっとした放心状態というか…
3人でいろいろ感想を言い合うも、どう言葉にしたらいいのか難しい。
単純に見れば、洪水で沈んだ世界を船で旅するうちに、絆が生まれる動物たちの冒険物語。
でも、ラストはどう捉えたらいいのか。
人間が一切出てこないんです。
人間が生活していた痕跡はあるのに。
人類が滅んだ後の世界なの?
風景が遺跡のようにも見えるし、でも猫が居着いていたアトリエのような家は最近まで人がいたようにも見えるし、この猫が飼われていたのかもどうかも語られない。
動物たちに言葉はなく、鳴き声や息遣いだけ。
変に擬人化していなくて、生態的にかなりリアルです。
猫の習性を知ってる人は笑っちゃうシーンも (*≧艸≦*)
本来獲物となる猫を助けた鳥が、仲間の鳥たちに制裁を食らうシーンがあって、かなり残酷なんだけど、見た目がメルヘンな姿だったから、てっきり架空の鳥かと思ってたら、ちゃんと実在していました。
ビックリ!
だとすると、クジラに似てるけど、ヒレがやたら多くて見たことない大型海洋生物も実在するのかなぁ?
水の質感がとても美しく、疾走する動物たちを追うカメラワークも素晴らしくて、逆にシンプルに描かれている動物の姿とのギャップが際立っていて面白い。
何事にも動じないカピバラが実に頼もしいです。
こういうタイプの存在って大事ね!(๑≧ꇴ≦๑)
人間が出てこないから、動物たちがピンチに遭っても、何も手助けしてあげられないもどかしさや絶望感を、見てる私も感じてしまい、つい祈るように手を顔の前に合わせて観ちゃってました。
いろんな解釈が生まれそうな作品。
「どう受け取っても観た人の自由」というスタイルなのかな。
漠然と、大洪水は地球温暖化への警鐘なのかとも思うし、種の違う生物が助け合いながら生き延びようとする様子は多様性の大切さを訴えてるようにも感じる。
人間がいなくなっても、自然や生物は案外立派に命を繋いでいけるのかもしれない。
ラストはホッとしたような、でもまだ不穏な空気を残してるような、自分の心の中にもずっと水流が渦巻いているような、何とも言えない感情でした。
終わった後の余韻が半端ないです。
チャンスがあれば、もう1回観たい!✧(,,ÒㅅÓ,,)✧
映画館ロビーにロズがいました!
まだまだロングランで頑張ってるのね。
この後は、3人でオーガニックのカフェで遅めのランチ〜
「お腹ペコペコ」って言いつつ、デザート系のパンケーキ頼んじゃった。
古代小麦を使ってるとかで、しっとりふわふわ生地ではなく、結構ポソポソしてて崩れやすいんだけど、美味しかった!(*´∇`*)
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