おらが遊び

休日の過ごし方

マウント部分が壊れたジャンク品を再生

2011年03月20日 | Weblog
先日マウント部分が壊れたシグマの500mm望遠レンズをオークションで買った。
レンズに曇り、カビ、傷、等は無く、綺麗との事だったが、写真の如くマウントが無い。
三脚の使い方を間違ってマウント部分が折れたらしいが、多分三脚ごと倒してカメラとの接続部分が折れてしまったのだろう。
FD500mmを改造した時のように、また水道用の塩ビパイプでマウントを作ろうかな? などと考えながらつい落札してしまった訳で、ミノルタマウントとなっているが、ミノルタのカメラなど持っていなくても、何でも良いのだ。
ミノルタのカメラであればオートフォーカスが使えるのかも? どうせ遅くて使えないと思うが。。。
最初は無くなっている部分にキャノン用のアダプターを作って取り付ける事を考えたが、フランジバックが判らない。
とりあえずEOSのボデーを壊れたマウント部分に押し当ててファインダーを覗いて見た。
すると、その位置でほぼ無限遠に近い状態となってしまう。これではアダプター等を追加する事が出来ない!!
結局、今付いている絞りの連動機構を取り外し、この部分にアダプターを取り付けるしか方法が無くなった。
そこで、昨日から旋盤とフライスを使って昨日無理矢理マウントを作り上げた。
絞りが動かせないと後々使いにくいので、何とか絞りが外から動かせるように工夫をした。
マウントを取り付ける為のビス穴をレンズ本体のビス穴位置に合わせるのが結構難しい。
1.7mmのドリルを使って3個目の深穴を開けた時にドリルが折れ、折角位置を合わせた場所が使えなくなったり、やり直し時に穴位置がずれて、結局また再度やり直しになったりと、なんだかんだと、3回も穴を開け直したので、マウントが穴だらけになってしまった。
やっと穴空けが終わり、レンズ本体に取り付け、カメラを接続すると無限遠が出ない。
結局マウントを1mmづつ無限遠を確認しながら削り足し、2.5mm程削った時に今まで空けたビスの止まる位置まで来てしまい、大失敗!ビスが1本付けられなくなった。
作り替えるかどうか迷った挙句、またビス穴の位置を変えてやり直す事にし、随分苦労しながらマウントを作り上げた。
結局無限遠を出す所まで削らず、多分300~500m程度がピントが合う限界点になっていると思われる。
鳥を撮るには充分な距離でこれ以上遠くの鳥を撮ってもシルエット程度にしかならない。
また時間が有る時に新たなマウントを削る事にし、当面はこのまま使用。
昨日の夜、満月だったので月の写真を撮ってみたが、やはり無限遠が出ていないので月を写しても面白くない。
いつもレンズの解像度の評価は家の前の直線距離276m先の家の表札の文字で判断しているが、このレンズは色収差が少し気になるものの、充分な解像度を持っている様だ。
276m離れた場所の表札が滲まず読めれば充分優秀なレンズだ。
今日は霞がかかっている様な陽気だが、結構な写りであり、キャノンのEF100-400より解像感は上の様だ。
今日はガソリンも入手が難しいので、遠くに出かけるのは控え、このレンズを持って近くの森に試し撮りに行ってみた。
このレンズはそこそこ使えるし、雑に乱暴に使ってもジャンクからの再生なので、余り気を使う必要もないので気が楽だ。
下の写真は手に入れたジャンクレンズ。

以下がマウントを作ってEOS7Dを取り付けた状態。

276m離れた場所の表札、クリックすると2段階に拡大。

枝の上のシロハラ、トリミング無し

このセキレイは良く飛び跳ねると思ったら足を怪我しているようだ。トリミング無し

遠い所に居るモズ、ちょっと変わった雰囲気で!

家の前の花壇に咲いている花。特に手入れもしておらず、枯葉も交えて単に写しただけ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。