天丼

唐突だけど、かなりに天丼好きである。
丼ものは数あれど、天丼に勝るものはない、と思っている。

とはいえ、普段からそれほど旨い天丼を食べている訳でもなく、どちらかというとB級派だが。

で、今日は天麩羅やさんで天丼を食することに。久しぶりに森下に行く用事があったので、早めに済ませて山利喜っていう飲み屋さんにでも行こうかと思ったら、どうも日曜は休みらしい。「そういえば前にもこんなことあったな」と思いつつ、昔入ったことがある、昔ながらの店構えの天麩羅やさんを発見。入ってみる。日曜の夕方、ちょっと早いかなという時間だが暖簾はでている。しかし、お客さんは一人も居らず、店主ご夫婦で「笑点」を見ていた。早速、天丼(並)を頼んでみる。注文した途端におかみさんが釜を取り出しお米をとぎはじめたので「まさか今からご飯炊くんじゃ？」と心配したが、それは杞憂だった。親父さんが手際よくてんぷらを揚げ始める。店内に油のいい音と香ばしい香りが立ち込める。揚げ加減を見て、親父さんがおかみさんに合図。さっとご飯がつがれる。出てきたのは、エビ・キス・アジの3種が乗った天丼。いや、面白い組み合わせ。アジの天麩羅って余り食べたことありませんでした。
でも、ふわっとして美味しかった。きっと、新鮮なアジを使っているのでしょう。タレが多めにかかっていて、ちょっとご飯の味が濃かったけど、それは下町ならでは。ちなみに、白菜のおしんこが出てきたんだけど、醤油＆味塩がデフォルトでかかっていて、コレも味が濃い。そうそう、下町の人たちって必ず醤油かけるんだよね・・・。
最後に美味しいお茶を入れてくれて終了。もっと食べられる気分だったんだけど、そのあと用事があったので断念。今度は天麩羅定食でも。って、次に森下に行くのはいつになることやら。

満る善 (まるぜん) （天ぷら / 森下）
★★★★☆ 3.5