**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】映画「ローマ法王の休日」

2015年07月21日 | 【レビュー】映画

派手なアクションものも好きですが

時々、こうした地味~な映画を
見たくなるみづあさぎです

 

「ローマ法王の休日」


ローマ法王が亡くなって
新しい法王を選出する
「コンクラーベ」という
まったくの密室で行われる
選挙の模様から物語は始まります。


世界各国から集まった
「法王候補」の枢機卿たち。
カトリック教徒の頂点を支える彼らが
一様に思っていること、それは…
「どうか、私が選ばれませんように…


そりゃーそうですよね。
10億もの信徒の期待を背負い
プライバシーも犠牲にして
プレッシャーだらけの生活を
生涯続けていかなけりゃならないんですもの…。
(法王職は原則終身制です)
その重圧たるや、想像もつきません


この映画は、その重圧から
逃げ出してしまう「法王候補」の
男性を描いた物語です


ハッピーエンドや
創作物語らしい最後を期待する方は
この映画は向きません。
はっきり言って、なかなかに後味の悪い
エンディングでありました


でも、実際そういうことがあっても
おかしくないよね。
なんて思うわけです。
法王様だって「にんげんだもの」。


実は同じ地味映画でもう一つ
おすすめしたいものがあるのですが
我こそは地味映画愛好家!
という方はぜひこちらもどうぞ。


「神々と男たち」

これも、信仰と自分の人生を深く深く
追及した修道士たちの物語なので
二つあわせて観ると、
なかなか感慨深いものがあると思います。


本日の更新はみづあさぎでした

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