**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】映画「南極料理人」

2016年10月28日 | 【レビュー】映画

極限の状態において人間にとって
ふつうのごはんがいかに大切なのか
ということを実感する映画でした。


(2009年・日本)
監督:沖田修一
主演:堺雅人
原作:西村淳 『面白南極料理人』

※注意※
孤独のグルメと同じような
非常にストレートな飯テロに
被災する可能性があります。
鑑賞の際には、お腹いっぱいにしてから
万全の態勢で臨みましょう


舞台は南極大陸の「ドームふじ観測拠点」。
任期は越冬を含む年超。
学者や役人を含む総勢人の男所帯。


…この条件を見ただけでも苛酷ですよね
寒いし、窮屈そうだし、むさくるしそう


堺雅人さん演じる主人公は
この苛酷な環境の中で調理を担当する
海上保安庁の職員さんです


学者さんや技術職員さんがたちが
日々の任務と特異な環境の中で
段々とオトナとしての体面を手放していくなか、
わがままや嫌味を言われても
何とか日々のごはんで
癒しを感じてもらおうと実直に頑張ります


とは言っても、補給すらままならない
南極のドーム基地でのお話ですから
食材はおろか、調味料すら限定されています
しかし、持ち前の向上心で工夫を凝らし
試行錯誤を繰り返して乗り切ります


とある隊員の盗み食いによって
ラーメンが切れてしまった後にも
隊員からの暑苦しいリクエストに応えて
「かんすい」のない南極基地で
「ベーキングパウダー」を代用品として
お手製中華めんを完成させてしまいます
料理って化学ですよね~


またこの映画を見ながら
ふと感じたことは
普通の家庭の調理担当の方も
こうして日々のメニューを
あれこれ考えているんだろうなぁ。
大変だなぁということでした


食材などへの苦労は少ないと思いますが
「今日はあれが良かった」
などと減らず口をたたく家族のために
毎日手間隙かけて、頭を巡らせて
「ふつうのごはん」を作るんですからね…


全国のご家庭の調理担当官の皆様
本当に毎日毎日お疲れ様です
隊員の皆様は感謝を忘れずに
いただきますしましょうね


本日の更新はみづあさぎでした

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