**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】映画「僕の大事なコレクション」

2014年06月03日 | 【レビュー】映画
真っ黄色のひまわり畑を背景に
青空を写しためがねをかけた主人公が
まるでマグリットの絵のように
こちらを向いている―
そんなビジュアルから
楽しそうな映画かなと思い、見始めたのですが
なかなかどうして
考えさせられる作品でした
 

大事なコレクション
(2005年 アメリカ)
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/everythingisilluminated/
 
監督:リーヴ・シュライバー
出演:イライジャウッド
 

主人公のジョナサンは
アメリカに住むユダヤ系アメリカ人で
家族に関するものなら何でも
コレクションをする
ちょっと変わった趣味の持ち主です。
 

しかも、全てをジップロックに入れて
保存して仕分けをしてしまう
という徹底振り
この一種異様なコレクションの様子は
一見の価値アリなので
ぜひ公式サイトを覗いてみてください
 

そんな膨大なコレクションの一つとして
祖母から譲られた祖父の形見の写真
そこに写った一人の女性に会いに行こうと
遠くウクライナまで旅に出る
というのがこの映画の始まりです
 

とにかくユーモラスな描写が多くて、
適当に生きるいい感じにゆるい
登場人物たちの掛け合いも軽妙で
ワタシも最初はのほほんと見ていたのですが、
途中から、まったく終着点が見えなくなります
いえ、いい意味で。
 

だって人生って
悲しみにもシアワセにも
突然出合ってしまうものですものね。
 

お膳立てした感のない
プロットの読めない
でも、最後にきちんとピースが
あるべきところに嵌ってしまう
そんな感じの映画でした
 

本日の更新はみづあさぎでした

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