就職活動や転職活動をするとき、先輩や転職経験者の体験談を聞きその対策を考えることが多いと思いますが、一番大切なことは経営者の本音を知ることです。
一番わかりやすいのは面接です。表向きは「いま取り組んでいることは・・」「尊敬する人は・・」などの質問ですが面接官の見ているのはその答えそのものではなく、声の大きさ、間の取り方、視線の向きなどで心理状態やその人の深層心理をつかもうとしています。
面接は「最初の5分」と言われます。これは面接だけでなく商談やいろいろな人間同士の初対面での会話にも通じるところがあります。
話は変わって最近キャノン、シャープ、ホンダ、ダイキン、パナソニック、TDKなどが相次いで海外で生産していた製品、部品の一部を日本の工場に移す動きがあります。これからますますその動きは加速するでしょう。新聞などの解説は海外の給与が上昇し日本と変わらなくなったとか、円安で日本でも採算が取れるようになったとかもっともらしいことを言っていますが本当でしょうか。
日本の製造業が一斉に海外にシフトしたのはいつだったか覚えておられますか。それは民主党が政権をとった時です。経営者と対立し経営者に無理難題を吹きかける労働組合出身の大臣が多く就任しました。派遣法改正だけでなく失業給付の大盤振る舞いや企業に負担を強いる政策が準備されていました。
経営者は長年の経験と勘で一斉に海外に生産拠点を移しました。理由はもちろん民主党政権だからとはだれも言いません。円高が進みそうだから・・。生産コストが安いから・・。グローバル化に対応して・・。などなどでした。本音は経営者しか知りませんでした。経営者の本音など知らないマスコミや経済学者など知る由もありません。
そして昨年末の衆議院選挙で自由民主党がいよいよ長期安定政権だと確信できたところで日本回帰を始めました。
経営者も日本人です。愛国者です。