長生きの秘訣

現在の趣味は「人生を全うすること」です。長生きすると人生の色いろな疑問が解けてきます。

本当に仕事はないのか

2013年08月17日 | 日記

一昨年の統計では高校卒業者数は105万人に対して大学進学者は65万人。60%が大学に進学する時代です。大学を卒業してブルーカラーで一生過ごそうと誰が思いますか。みんなホワイトカラーを目指すから大学に行くのです。


現在上場企業など大企業といわれる会社の人事構成は増えるホワイトカラーをどう処遇するか頭を悩ませています。生産は海外に出て行き、研究開発も海外、サンプルつくりも海外、国内にいる社員は首には出来ず、コンプライアンス、知的財産、環境(ISO)など専門部門を設けなくても兼任で出来る仕事に、多くの余剰人員が専門職として配属されています。これ以上ホワイトカラーは要らないのです。企業の本音は・・・。だから新卒も採用を絞っていますし、新卒で当たり外れのある人材を採用するよりも、30歳前後の少し実務経験のある即戦力の人材を中途入社で採用するほうが効率がいいのです。又中途入社だと退社勧奨しやすいこともますますその傾向を強めています。

自分のなりたい職業に就く、自分に向く仕事に就く、職業選択の自由を小学生のときから教え込まれてきました。だから誰でも本当に勝手気ままに職業を選んでいます。労働可能人口6500万人がみんな好き勝手に職業について果たしてうまく社会が成り立ってゆくのでしょうか。これまでの60年間は現在の中国を見れば解るとおり好き勝手を言っても吸収できる産業や成長がありました。日本はすでにその時期は過ぎました。ではどうするのか。

一人ひとりの考え方を変えるしかありません。

仕事は選ぶのでなく与えられるものであると・・・。


就職難が叫ばれているにもかかわらず、3Kといわれる職場では登録就労外国人が100万人以上です。不法就労を含む外国人労働者が300万人以上いるといわれています。あまり贅沢を言わずに働ける喜びを感じてください。今ある仕事を喜びと感謝をすることにより多くの人に認められ次の仕事があるのです。

少し視点と考え方を変えるだけでいいのです。