長生きの秘訣

現在の趣味は「人生を全うすること」です。長生きすると人生の色いろな疑問が解けてきます。

外国人労働者の受け入れ、その選択肢

2018年10月20日 | 日記

人手不足の今、外国人労働者の受け入れるための法案を審議することになり、賛否両論が議論されています。

賛成派は労働力不足を嘆き、人材を募集しても応募者がいない、少々時給や給料を上げてもおっつかない、このままでは規模縮小あるいは倒産しかねないと叫んでいます。もちろん経営者側です。

反対派は労働者側かと思いきや案外労働組合やその支持政党は意見がなく、むしろドイツ、フランス、イギリス、イタリア、アメリカ、カナダなど移民で大きな政策変更を強いられていることを理由に反対しているいわゆる右派系知識人です。

どちらの言い分も正しいのですが、現実路線として解決策はないのか。

選択肢は二つあります。一つはスイス方式。もう一つはロシア方式です。

スイス方式とは一切移民あるいはそれに類する外国人労働者を受け入れない。受け入れるとしても厳格な機準でほとんど労働ビザは発行されない。現実に日本人でもビザが取れなくて転勤をあきらめた商社マンなどがいます。人手が足りないことから賃金が上昇し初任給が日本円で50万円とか60万円です。その上物価も高くビックマックが2500円もします。それでも国民は満足していますし、小学生からスイス生産の商品を買うように教育され、外国産の野菜とスイス生産の野菜があれば値段が倍してもスイスの生産者を守るためにスイス産を買うように教育されています。

ロシア方式は労働ビザを発給する条件として①ロシア語が一定レベル以上話せること②ロシアの歴史風俗習慣を理解しているかの試験を実施して、①②それぞれ一定の基準以上でないと入国を認めないという方式です。ロシアもアラブからの移民は多いですがほとんど問題が起こっていません。

これだけグローバル化が進むとこの問題は避けて通れません。日本文化と歴史、とりわけ天皇制を基本とする国民の一体感を破壊するような外国人の定住はご免蒙りたいものです。