失業中で仕事を探している人が就職できない理由に挙げるのが「年齢」とし「資格」です。まずどうして企業は若い人を希望するのでしょうか。
人材紹介会社では35歳過ぎるとウッとひと呼吸置きます。それほど年齢は大きな壁になっています。
法律では年齢制限をして募集はしないように指導はされていますが気にしない企業や業種はほとんどありません。なぜでしょうか。
年功序列では40歳になると給与が高いので中途採用は難しいという理由は表向きにはあります。
もっと大きな理由があります。
20歳の人と50歳の人の意識や行動は明らかに違います。20歳の人は常に先を見て、夢や希望に燃えています。過去の栄光や失敗をあまりこだわりません。50歳の人はそれまでの栄光や成功体験、または失敗や挫折を引きずっています。そのこだわりと思いが新しいものへの挑戦や夢に向かって努力する意欲が薄くなります。
企業は新陳代謝していて常に日進月歩しています。過去の栄光だけでは事業は成り立ちません。常に前進する社員が必要なのです。この意識は測る尺度や方法はありません。したがって年齢で区別するしかないのです。
50歳でも過去にこだわらず前向きな人はこだわる人より再就職は簡単でしょう。
サミエルウルマンの青春の詩をいくら額入れて掲げても若くはなりません。過去にこだわらずいくつになっても前向きに生きることを心がけるべきです。