重松作品、初読み。
重松清 角川書店 2008年
ブキで直線でアツいオヤジ・ヤスさん。
男手ひとつで
もとい、たくさんのたくさんの手に育てられていくアキラとヤスさんをめぐる父子モノ。
ときたら、泣くしかないよなぁー。
ほれほれほれほれ泣いてみそ?
ってな浅田二郎バリの泣き仕掛けではないのが救いで、すなおにホロリ。
「トンビが鷹を生む」からきたタイトル「とんび」なれども、鷹は意外にフツーの設定。
それでこそ、物語をすなおに引き寄せて、すなおにホロリといけるわけですが。
new27冊目 (全31冊目)
妹、曰 「重松、あたりはずれあるからねー。泣ける?じゃ、当たりか。じゃ、読むか」
みんな泣きたいんだな。
カタルシス味わいたいんだな。
いい汗流そう。涙は青春の汗だしな。