片桐はいり 幻冬舎文庫 2010年(2006年単行本)
片桐はいりがずんずんゆくゆくフィンランド。「カモメ食堂」撮影にて、バタバタな『出張』ノリであったはずが、いつしかどっぷりはまり込み…ムーミンの国、サウナの国、森と湖の国。そしてサルミアッキの国。サルミアッキまでをも含めてそのフトコロに取り込んでしまう、はいりマジック!さく裂の紀行エッセイ(本人いわく作文)
サルミアッキ。
タイヤとかゴムのホースに塩と砂糖をまぶしてかじったら、もしかしたらこんな味がするのかもしれない…(本文より)
そんな物体。(フツーに変換したら、去る未悪鬼 と出たもんだ。当たってるかも)
この、サルミアッキをあるものに例えた片桐はいりの手腕ときたら、
とてもとても初めてエッセイをものした方とは思えないナイスセンス!
どのエピソードもどのエピソードもハズレなし。
だが、もしも。
片桐はいり?何者? もしもそんな人がいたとして、その人が読んでも心躍るのかどうなのか。
いえ、躍りますとも。
それだけのものがある一冊ですとも。
ですが、のんきな盆踊りではなく、クラブ並みに踊り狂いたいのならば、
ぜひ、片桐はいりをまずは知ってから。
ピータンを手に入れるのも、片桐はいり。
キル・ビルごっこをするのも、片桐はいり。
YMCAを踊るのも、片桐はいり。
どこを切っても、片桐はいり。
はいりはいりふりはいりほーはいりはいりふれっほっほー
それでこそ、457円+税以上どころかたっぷりお釣りがくるほどの楽しみ方ができるってものです。
尚、余談ですが、試しに「これは藤原紀香が書いた」と思いながら読んでみたら、ちょっとムカついてしまったアタシなのでした。
恐るべし、はいり効果。
new72冊目(全78冊目)





