タナ・フレンチ 集英社文庫 2009年(2007年CopyRight)
20年前。3人の仲良し幼馴染みはいつもの通り遊びなれた森に入るが、3人のうちアダムだけが「救出」されることになった。残り2人は殺されたのか?自ら失踪したのか?…20年後。アダムは殺人課の刑事となる。相棒キャシーとの絶妙なチームプレイで事件を担当する日々だったが、ある日、20年前のあの森で、少女の遺体が発見される。断片的に蘇る記憶、20年前に繋がる人物…はたしてこの殺人は20年前の事件とかかわりがあるのか?…
エドガー賞、アンソニー賞、バリー賞、IVCAクラリオン賞、マカヴィティ賞、アイリッシュブック賞、ストランドマガジン賞、各賞の新人賞総嘗めのデビュー作!
いやー。
ほんとに新人さんですか?デビュー作ですか?
確かに、むやみやたらと文章中に注釈文が挿入されて、前半読みにくいったらありゃしないし。
アダム(ロブ)とキャシーのからみも、軽妙で魅力的な人物像を描き出しはするけれどここまでひっぱるかなー、と長いし。
しかし。
これで結末がトホホだったらどーしてくれる!と、ジレだす中盤から、
保証します。
ダルいほど長く思えたキャシーとアダムのやりとりも、
こうくるための布石。
これから読む方は二人の漫才コンビチックなかけあいも、いとおしむように味わって下され。
ミステリー? いえ、「愛」のはなしですから。
new45・46冊目(全51・52冊目)




「ま、角川春樹だからねぇ。どうせ『キャバレー』風かとは思っていたけど。いやー、それにしても『キャバレー』からまるで脱却してないなぁ~。ある意味ここまでジブンの趣味を貫けるのはスゴいけどな、あはは…」
だーっ。そんな予感がしてたんなら、「クリスマス・キャロル」の方に賛成票投じてくれっての!



