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噛噛堂 あと2112冊

遅読、積ん読、併読、乱読。それでも読んどく、70までの2112冊。いよいよカウントダウン。

黒いマナー

2010年02月28日 | よのなか棚

カメハメハ大王からのプッシュ本です。

酒井順子    文春文庫  2010年(2007年単行本)

少女だと思っていたヒトが…
今やすっかり御意見番の風格を備え、満を持してのマナー本。

マナー本といえば新社会人へのプレゼントとしても無難なアイテム。
かくいう噛噛堂もかつて「ドタンバのマナー」(サトウサンペイ)を毎年のように贈った時期がありました。
しかし今。
ヨノナカのことどもが、ドッグイヤーで変化してしまう「今」にあっては、
知ってるつもり、わかっているハズ、分別盛りのアラフィフこそが、こんなマナー本のお世話になるべきなのでしょう。
誰に対しても常に丁寧にしていれば問題はないかというと、この時代においては問題大アリ…(本文より)
その問題大アリの有様を、筆致静かに「いかがなものか」とご提示されれば、
筆致静かであるほどに反比例する笑の渦。

いえ。
笑ってる場合じゃないし。

あたくし、各所で、
いてっ。 特にねー 「年賀状のマナー」章じゃ、満身創痍(爆)
ま、自分自身を笑えるならば、まだ何とか世の中のマナートレンドについていけるということでしょうか。


尚、勝負勝負勝負勝負の毎日だったこの2週間。
バンクーバーの皆様には、「勝負のマナー」章をお贈りしましょう。

new73冊目(全79冊目)

わたしのマトカ

2010年02月23日 | 行ってみたいん棚

片桐はいり    幻冬舎文庫  2010年(2006年単行本)
 片桐はいりがずんずんゆくゆくフィンランド。「カモメ食堂」撮影にて、バタバタな『出張』ノリであったはずが、いつしかどっぷりはまり込み…
ムーミンの国、サウナの国、森と湖の国。そしてサルミアッキの国。サルミアッキまでをも含めてそのフトコロに取り込んでしまう、はいりマジック!さく裂の紀行エッセイ(本人いわく作文)


サルミアッキ。
タイヤとかゴムのホースに塩と砂糖をまぶしてかじったら、もしかしたらこんな味がするのかもしれない…(本文より)
そんな物体。(フツーに変換したら、去る未悪鬼 と出たもんだ。当たってるかも)
この、サルミアッキをあるものに例えた片桐はいりの手腕ときたら、
とてもとても初めてエッセイをものした方とは思えないナイスセンス!

どのエピソードもどのエピソードもハズレなし。

だが、もしも。
片桐はいり?何者? もしもそんな人がいたとして、その人が読んでも心躍るのかどうなのか。
いえ、躍りますとも。
それだけのものがある一冊ですとも。

ですが、のんきな盆踊りではなく、クラブ並みに踊り狂いたいのならば、
ぜひ、片桐はいりをまずは知ってから。

ピータンを手に入れるのも、片桐はいり。
キル・ビルごっこをするのも、片桐はいり。
YMCAを踊るのも、片桐はいり。
どこを切っても、片桐はいり。
はいりはいりふりはいりほーはいりはいりふれっほっほー

それでこそ、457円+税以上どころかたっぷりお釣りがくるほどの楽しみ方ができるってものです。


尚、余談ですが、試しに「これは藤原紀香が書いた」と思いながら読んでみたら、ちょっとムカついてしまったアタシなのでした。
恐るべし、はいり効果。

new72冊目(全78冊目)

ゴールデンスランバー

2010年02月21日 | 見て記て

中村義洋・監督    2009年  日本

諸般の事情により、「南極料理人」も「クヒオ大佐」も見逃しとります。
それで堺ファンと言えるのか?
言えませんな。うう。

そんな忸怩たる思いを胸に秘めての、本作。
「堺が見れればそれでよし」 というハードルの低さをもって臨んだせいもあるためか、
その他キャスティングの絶妙さに、大きな拾いものをした思いです。
ふと買ったグリコに、20個くらいオマケがついていたというか。

ロックな先輩、いいでしょう。
その(ちょっとしか出ない)妻がこれまたイイ。
ターミネーターな刑事・永島、超笑った。
竹内結子のヌけ方、好きだな。
その子供の役の子役の醸し出す、もっとヌけてる感、すごい。
ベンガルと、
伊東四朗と、
木内みどりに泣かされちまったし。



尚、20年後のところまでが盛り込まれているという原作は、やっぱり読んでみたいかも。

真昼のプリニウス

2010年02月21日 | that's ものがたり棚

池澤夏樹    中公文庫  1993年

ハナシに酔えるほどには感情移入もできず、ドライブ感もなく。
アタシ好みではなかった、つうことで。

それにしても壮伍の手紙、長すぎだって。
それが小説を構成する重大要素と思いはしても、な、が、す、ぎ。
それから門田氏の頼子への口説き(?)部分、しゃべりすぎですって。
演劇のシナリオでもないフツーの会話で、そんな入り組んだ抽象的なコト連発されたら引きますって。

長~い手紙も、抽象連発口説き文句も、
「それを受け止めるだけのインテリジェンスがあるのよアタシには」みたいな。
そんなインテリとしての頼子を際立たせるだけで、なんだかなぁ。

あ。インテリ。
そうか。だもの感情移入できないわけだわ。アタシには。

new71冊目(全77冊目)

トラウマの国

2010年02月16日 | よのなか棚

「素晴らしきラジオ体操」のついでに、そうそう、「ご」さんから薦められていたっけね、と本書もお貸出しに加えてみれば…

高橋秀実    新潮社  2005年

うわっ。
やっぱ、日本辺境論に通じてないか?
うーん。日本辺境論の方をよくは噛み砕けてないので、なんとなく、なんだけど。

ゆとり教育の空回りも、
ビジネスマンの英語も、
地域通貨の使い道も、
肌でしっくりわかっちゃう点では日本辺境論よりはるかにキョーレツな日本人論。

妻の殺意章についちゃあ、しっくり来すぎて怖い。 (苦笑)
田舎暮らしの現実章についちゃあ、相方にご提示して差し上げたい。

ああ我が身とことん、日本人。

new70冊目(全76冊目)

見た目の若さは、腸年齢で決まる

2010年02月12日 | 体棚

辨野義己    PHPサイエンスワールド新書  2009年

腸年齢をマイナス5歳にする方法、か。
添付の「腸年齢チェックテスト24問」はオール『いいえ』ってことで、とりあえすひと安心。



ところで75~76ページ、誤植ですか?
いや、めちゃくちゃ矛盾してるから誤植レベルの話じゃない思うんだけど。
「大腸ガンになる率が高い人の地域では腸内細菌にバクテロイデスやビフィズス菌が多く…云々」



え? ビフィズス菌? ビフィズス菌は善玉菌じゃないの?

別ページ「…ビフィズス菌も加えると発がん率は45%までに減少…云々」



でしょ?
なんでしょ?
ビフィズス菌はオッケーでしょ?
アタシの読みとり方がマズいっすか?

この一カ所のために何度周辺を読み直したことか!
ムダに読者を翻弄するべからず。

new68冊(全75冊目)

素晴らしきラジオ体操

2010年02月11日 | ワハハもしくはクスリ棚

いやー、何がすごいって、「面白いー」と読み進めて、
「そういや前にもなんかラジオ体操の本って読んだよなぁ、そんなに好きかよラジオ体操ーあははー」



笑い事じゃないっての。
アマゾンぐぐったら、まさにこの本の単行本版が見覚えのある表紙…

高橋秀実    小学館文庫  2002年(1998年単行本)

なぜですか? 「なぜって、あんた、ラジオ体操ですから」 ラジオ体操人に何を訊いても、たいてい答えは「ラジオ体操ですから」ということになる。「ラジオ体操はなぜ面白いのですか」との問いには「面白いとか楽しいとかじゃない」と怒り口調になり、「では、なぜ毎日やるんですか「と問い詰めると、「ラジオ体操は毎日だからだ」と答える。問いと答えが同じになるのがラジオ体操の妙で、これをある老人は「無の境地」という…(本文より)

日本の朝6時30分。
日本のあちらでこちらで、お寝坊さんにはたまげるほどのラジオ体操世界が繰り広げられている。
まずは各所に潜入し、ラジオ体操人を取材していく著者。
そこまでラジオ体操人を熱くさせるものを、その成り立ちから探るべく時代は大正まで遡るのだが…

この歴史を辿る部分、高橋秀実にしてはずいぶんとフツーに真面目な筆致。
なのに可笑しすぎ。
小説なんかがとうてい追いつかないほどの、この事実の可笑しさときたら…
高橋節がさく裂せずとも、ただ淡々とそれを追うのみでも、なさけないほど可笑しい。。。

この可笑しさ、なさけなさっぷり。
おっ。これって、こないだの「日本辺境論」にリンクするんじゃないか?! 期せずして…
これはラジオ体操論ではなく、日本人論なのでした。

new68冊目(全74冊目)
途中一度たりともデジャブに襲われることがなかった事を考えると… やっぱ、「re」じゃなくて「new」に分類するしかないかと、、

あきらめるのはまだ早い Ⅰ

2010年02月06日 | 体棚

渡辺淳一    講談社  2008年
 「対談 ここまできた最新医学」シリーズの一冊目。
不妊症、腰痛、膝痛、ED、眼疾患、花粉症、インフルエンザ、美容整形について、専門医との対談&その病の体験者(?…ヘンな言い方だけど)数名との対談で構成された、最新医学のあれやこれや。


対談て、スルスルスルッと読んでしまうのよねぇ。



で。
あ? と、読み終わると、うっすら~…としか残っていないというか何というか。

最近のグルメ番組は「食べやすいー」「飲みやすいー」の連発だけど、
そりゃアンタ褒め言葉になってないよ!
と、常々思っているだけに「読みやすいー」
とは口が裂けても言いたくないんだが。

最先端ではあるけれど、ざっくりとわかりやすく広く浅くという感じ。
不妊症、腰痛、膝痛、ED、眼疾患、花粉症、インフルエンザ、美容整形を知る「入口」には最適かもしれません。

new67冊目(全73冊目)