goo blog サービス終了のお知らせ 

噛噛堂 あと2112冊

遅読、積ん読、併読、乱読。それでも読んどく、70までの2112冊。いよいよカウントダウン。

あかちゃんのカラダ図鑑

2010年08月29日 | 体棚

寺門琢己    幻冬舎文庫  2005年(単行本2000年)

あかちゃんのいる人はもちろん、
あかちゃん?関係ないし な人でも、ぜひ。
てゆーか、関係ない人はいないわけで。
ジブンがこうして「あかちゃん」してきた結果で今に至る、という人体の神秘よ…

嗚呼、この本、25年前に出会いたかった。
からだをケアするウルトラハンドのノウハウは、老若男女を問わず有効と思われます。

new114冊目(全120冊目)

3冊

2010年08月28日 | 撤退論
トシと共に、こらえ性が無くなってきているというかなんというか。
先を考えるとついアセってしまうのかどうなのか。


「龍馬 (五)流星篇」  津本陽   集英社文庫

今レビューを読み返してみれば、4巻までもえっちらおっちらだったわけで。
リアル一大事を経てみれば、もはや制覇の余力なし。


「書店繁盛記」  田口久美子   ポプラ文庫

「書店」! 垂涎のキーワードなはずなのに!?
ネタは面白いと思うけど、各ネタともに文章を厚く羽織りすぎているような…


「三面記事小説」  角田光代   文藝春秋

角田光代の書く「暗さ」は好きなんだけど。この暗さ、直球すぎ。
にしても、もう一編くらいは読むべきだったのか。暑さのせいとしておきましょう。


東京R不動産

2010年08月24日 | やってみたいん棚

「建てて、いい?」のあとに、たまたま不動産物件紹介本。

馬場正尊/安田洋平・編集    アスペクト  2010年

屋上にバスタブがあったり、
手塚治虫がかつて住んだアパートだったり、
2階なのに日本庭園があるマンションだったり、
幅が1m73㎝しかない一軒家だったり(画像)、、、、

ひとつだけの紹介だったら、キワモノと思ってしまう風変わりな物件が、25件。
それは「東京R不動産」(実在の会社)が紹介してきた物件のごくごく一部。

田舎の古民家再生生活も、
湘南のリゾート風ニューファミリー生活も、
それはそれで素敵だけれど、
この、あくまで東京の、というか東京ならではの物件たちの、東京風ってこういうことなんだなぁという家(部屋)をめぐる生活の数々は、ステレオタイプしていなくてそれぞれ愛らしい。


しかし。
20代だったらそんな「住む」スタイルに気持ち揺さぶられたこと間違いなしなんですが、
今や珍種の昆虫標本を眺めるかの気分です。

new113冊目(全119冊目)

建てて、いい?

2010年08月22日 | that's ものがたり棚

中島たい子    講談社文庫  2010年(2007年単行本)
 独身女の長田真里が、家を建てたくなってしまった。一人暮らしの家を「建てる」ってあり?ひょんなことから、でも確実に、真里の家づくりが進んでゆく…
「彼の宅急便」併録。


「漢方小説」以来の中島たい子2冊目。
「漢方小説」もそうだったけど、ルポな感じのテーマを「小説」に仕上げるんだね、この人は。
いや、時として、「小説な感じ」に仕上げたルポなのか?と錯覚してしまう。。。

だから建築家の福島氏の語るこんな言葉も、
小説の登場人物のことばというよりも、取材した相手のそのまんま語りに思えてしまうわけですが。

「一人の人間が住むというシンプルなライフスタイルを考えたときに、複数人数の家では見えない、家の原点みたいなものが見えてくる…最後に何が一番大切か、みたいなことかな」…

雑談なんかしてる方が、その人の真の姿が見えるという。その人自身が気づいていない面白いところも。「スリーサイズを採寸すれば大まかにその人が見えますが、もっと変なところ、足の薬指が妙に長いとか、そういうところを僕たちは測ります」…


たまたま土地があって、たまたま建築家の人と知り合って…みたいな恵まれた夢物語かもしれないけれど、
しかし、
土地を前に家族・親族が集まった時に、皆が皆「自分の家」に想いを馳せる場面、
「玄関入るとすぐお風呂!」などと議論交わしながらも仮想の家空間を浮遊するような場面、
おままごと遊びのゴザの上が無限の空間だった頃の幸せな記憶がよみがえる場面、

「住む」ことを、ていねいに、いとしく感じたくなる一冊です。

new112冊目(全118冊目)

しがみつかない生き方

2010年08月20日 | 考え棚
副題「ふつうの幸せを手に入れる10のルール」
香山リカ    幻冬舎新書  2009年


〈勝間和代を目指さない〉の部分が、突出して話題となってしまいましたが。

生物としての自然のプロセスである老い自体は、「良い」とか「悪い」とかいった価値判断の外側に位置するものであるはずだ。 〈老病死で落ち込まない〉より。

高橋尚子でも、“オリンピック出場”を「本当にかなえたい夢なのか」と自問し続けたら、自分でもわからなくなるのではないか。 〈仕事に夢を求めない〉より。

親も子も、当時はそんなつもりはなくても、窮地に追い込まれると必ず「こうしてやったのに」と互いに恩を着せたくなるもの… 〈子供にしがみつかない〉より。

含蓄でございますな。

それにしても最近の発言で気になるのは、スポーツ選手と宇宙飛行士。
彼らが子供たちに語ることを許されるのは「夢」だけなんでしょうか。
てゆーか、「夢」関係を言っとけばとりあえず無難みたいな。
昨日も「言うなこりゃ」と思ってたらホントに言っちゃうし。「夢を持ってください」by本田圭佑。

ま、他にもいろいろ言ってたとしても、テレビ側の編集カットで「夢」なのかもしれないけど。

カマしてくれるスポーツ選手に、シャレの効いた宇宙飛行士の登場が待ち望まれます。

new111冊目(全117冊目)

おせん

2010年08月19日 | そのむかし棚


池波正太郎    新潮文庫  1985年

江戸の時を生きたおんなたちが13編。
うまうまです。
とっくりたっぷりじんわりと、“ものがたり”ってものを味わいきった読後は、
これぞまさしく、
「短編が書けなくてものがたりが書けるか~!」の、池波巨匠的面目躍如。

new110冊目(全116冊目)

孤高のメス

2010年08月17日 | 見て記て


成島出・監督    2010年  日本

6月ですよ、6月。
6月に観たものを、そりゃー暑いから忘れてましたよ。

肝臓は大事にしましょう。
以上です。でも心底思いました。肝臓リアル。




ところで『ゲゲゲの女房』ですが、
「なんだ~?こいつ!柄本明のマネなんかしやがって!」と不愉快に思っていた某俳優。


え? 柄本明の息子?


芸風の世襲は江戸家猫八だけで十分ですって。

こわいもの

2010年08月15日 | プログのふろく
MAKA様にお題をいただきました。
この猛暑にお薦めのホラー。
本でも映画でも何でも可、との事ですので、本と映画と音楽から。
尚、ホラーを「こわいもの」と拡大解釈しての紹介ですのでそこんとこよろしく。

噛噛堂的こわいもの本部門
「羆嵐」 吉村昭
大正4年にマジあった話と知って読むと怖さ二倍。ちびります。
村人たちが何とか羆に立ち向かっていこうとする、そんな人間の必死さですら、
もはや怖すぎてギャグにしか思えないほど。

尚、ホラーじゃないけど、あまりの極寒描写炸裂でホントに寒い冬にはちょっと読めやしない、
「赤い人」吉村昭 も酷暑の季節のお薦め。
暑さがありがたく思える一冊です。


噛噛堂的こわいもの映画部門
「CUBE」
ガラスキの映画館で観たせいでしょうか。
我に返った時には、あれ?…泣いてる?アタシ?!…状態。
悲しいとか悔しいとか感動したとかじゃなく、怖くて泣いたというのは成人以降は初体験。
恐怖からの脱出モノといえば「SAW」シリーズもあるけれど、
理不尽さに対する恐怖という点でこちらに軍配。
尚、スッキリしたオチを望む方にはお薦めできませんー。


噛噛堂的こわいもの音楽部門
「Twin Peaks 」
あのドラマに入れ込んだ経験がないと、怖さは感じないかもしれませんが。
ドラマの方は、怖いというよりはハマる不思議ワールド。
サントラにはその妖しい感が濃縮されて“怖い”の域に達してしまった…という感じです。




来ない秋はない。
来ない冬はない。
はずです。
その伝でいくと、また来ちゃう夏でもありますが。
残暑お見舞い申し上げます。

田舎暮らしができる人 できない人

2010年08月14日 | やってみたいん棚
「やってみたい」臭いのは、アタシじゃなくて家人ですが。

玉村豊男    集英社新書  2007年

その“願望”を否定はしませんが、皆が皆ベニシアさんになれるわけじゃないしー。

「ほらほら、ここ読んで! アナタは“できない人”にカイゴライズされるわけだ~」…
…なーんて底意地の悪い横やりを入れられる内容かな、とタイトル買いしてしまいましたが、
できるできないをパーソナリティー的に白黒つけるというよりも、
“IT”とか、“モータリゼーションの恩恵”といった、
一見「田舎暮らし」とはそぐわないようなものなくしては成り立たない、、、
先立つもの的に 白黒ついた、というところでしょうか。



それにしても玉村豊男。
イラストレーターかと勘違いしていたけれど、もとは文筆業?!
…とは思えないな。フツーに素人くさすぎるよ、文章が。

new109冊目(全115冊目)