司馬遼太郎 文春文庫 1963年~66年
「では、さな子もお好き?」
さな子は呼吸をとめて、返事を待った。
竜馬は石ころを蹴って、
「うん」
といった。これが数えて二十九にもなるりっぱな武士のしぐさだろうか…(本文より)
司馬先生の世界一受けたい歴史の授業。
ってとこでしょうか。
上記のごとくの、Ryoma my love

な描写も満載ながら、あたしゃここにきてやっと、幕末の薩長土の関係性ってのがわかった気がしますよ…
「勤王」と「佐幕」の、単純に白黒でないいろんな事情を了解してなきゃわからないワケだわ、幕末。
物語に乗せて自由自在に薩長土を解きほぐしてみせてくれる歴史の授業、30年前に受けてたら人生変わってたかもねえ。
そしてまたこの巻では「切腹」について多々思う描写あり。
こりゃあ、読み始めてはリタイアし…を繰り返してきた積んどく本「切腹の話」(講談社現代新書)を、やっぱり極めなければならん!と、気が重くなりつつも小さな決意。
new11冊目 (全14冊目)







