いやー、何がすごいって、「面白いー」と読み進めて、
「そういや前にもなんかラジオ体操の本って読んだよなぁ、そんなに好きかよラジオ体操ーあははー」

笑い事じゃないっての。
アマゾンぐぐったら、まさにこの本の単行本版が見覚えのある表紙…
高橋秀実 小学館文庫 2002年(1998年単行本)
なぜですか? 「なぜって、あんた、ラジオ体操ですから」 ラジオ体操人に何を訊いても、たいてい答えは「ラジオ体操ですから」ということになる。「ラジオ体操はなぜ面白いのですか」との問いには「面白いとか楽しいとかじゃない」と怒り口調になり、「では、なぜ毎日やるんですか「と問い詰めると、「ラジオ体操は毎日だからだ」と答える。問いと答えが同じになるのがラジオ体操の妙で、これをある老人は「無の境地」という…(本文より)
日本の朝6時30分。
日本のあちらでこちらで、お寝坊さんにはたまげるほどのラジオ体操世界が繰り広げられている。
まずは各所に潜入し、ラジオ体操人を取材していく著者。
そこまでラジオ体操人を熱くさせるものを、その成り立ちから探るべく時代は大正まで遡るのだが…
この歴史を辿る部分、高橋秀実にしてはずいぶんとフツーに真面目な筆致。
なのに可笑しすぎ。
小説なんかがとうてい追いつかないほどの、この事実の可笑しさときたら…
高橋節がさく裂せずとも、ただ淡々とそれを追うのみでも、なさけないほど可笑しい。。。
この可笑しさ、なさけなさっぷり。
おっ。これって、こないだの「日本辺境論」にリンクするんじゃないか?! 期せずして…
これはラジオ体操論ではなく、日本人論なのでした。
new68冊目(全74冊目)
途中一度たりともデジャブに襲われることがなかった事を考えると… やっぱ、「re」じゃなくて「new」に分類するしかないかと、、




「さあ、みんな!だれが5年3組を制圧するかな~?!」

