埼玉県の子育て支援【コマーム】のブログ

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あすぱる農園通信①

2013年06月26日 | 川口市指定管理 川口市立戸塚児童センター
あすぱる農園通信①


今年も戸塚西中学校の畑をお借りして、サツマイモの栽培を行いました。
・5月15日苗付け


・6月19日1回目の草取り
をこれまで行いました。

植え付け直後にまとまった雨が降り、それまで畑がカラカラだったので恵みの雨となったのも束の間。
梅雨に入り水の心配はなくなりましたが、雨が降って嬉しいのはどの植物も同じこと。
雑草も元気よく伸びていました。

一昨年の教訓を生かし、昨年は1ヶ月に1回の草取りを実行したところ収穫量が増えたので、今年も実行していこうと草取りも行いました。

「雑草のごとく」とはたくましい印象を与える表現ですが、根深く簡単には抜けない雑草にはいつも感服しています。
しかし、1本1本向き合い丁寧に手をかけていけば手ごわい相手対峙できるもの。
常に心お穏やかに向き合っていく精神力を養うことは何に対しても大切な心がけ。
いつも草取りの草たちに教えてもらっています。

さて主役のサツマイモですが、すくすくと成長して枝葉を伸ばし、お隣の中学生のお芋より元気よく育っているようにも見えました。




梅雨の間にたっぷりと水分を蓄え、夏の暑さに負けないように育っていって欲しいと願うのですが
もちろん大収穫を皮算用しないでもありません・・・。
秋の収穫を楽しみに毎月の草取りに励みます。

今年も畑を貸してくだり畑を整えてくださった戸塚西中学校の皆様、いつもご協力いただいているぱるぱるの会の井原さん・坂井さん・柴丹さんありがとうございました。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

児童厚生員  杉浦真美 ⑤

戸塚児童センターあすぱる 自然観察会 ~斜面林で昆虫探し~

2013年06月26日 | 川口市指定管理 川口市立戸塚児童センター
自然観察会~斜面林で昆虫探し~

日時:6月23日(日)10:00~12:00
場所:戸塚南小隣斜面林
参加者:小学生・53人 中学生・1人  高校生・1人 幼児親子・10組 
 大人・15人 ボラ・9人

梅雨の晴れ間に戸塚南小隣斜面林の自然観察会を行いました。
恒例になり地域の方にも好評で、予定の定員より多くの参加がありました。

昨日、第1回のジュニア自然観察指導員養成講座に参加したメンバーは、
自信に満ちた顔で早々に集まってきました。
活躍の場を楽しみにしているようです。

この日の講師は子ども達にも人気の自然観察指導員の横山さんです。

サポーターとして菊次先生、神山(こうやま)先生、
そのほか自然観察指導員の方々に協力していただきました。
大勢の小学生に交じって、幼児親子が初めて参加します。
地域の自然環境に興味深く思っているお父さん、お母さんの参加です。

横山さんは観察を始める前に虫網と水網の使い方についてみんなで考えてみよう。
と捕まえる前に観察することが大切だと話してから


子どもたちの実演を見て、

ワンポイントアドバイス。
チョウチョを捕まえたら逃げられないように網の頭を伸ばしてから、
口を塞ぐと良いそうです。


止まっているとき、飛んでいるときの虫網の使い方を聞きました。

虫網の使い方がわかったところで斜面林に出発!
公園ではいつも見ていた木は楠木。

ショウノウが作られるそうで、匂いが強いので虫よけになることを知りました。
幼児の母親は横山さんの話にくぎ付けに・・・
話しをしっかり聞くために3歳のAちゃんをおんぶしてしまいました。

斜面林に着くと子どもたちは珍しいチョウや昆虫探し


赤ガエル、日本カナヘビ探し


横山さんは子どもたちが捕まえた虫の説明を分かりやすく話してくださいました。


・ジャコウアゲハ
・キアゲハナミアゲハ
・オオクサカゲロウ
・ゴマダラカミキリ
・アマガエル
・アカガエル
・アズマヒキガエル 
など、たくさん観察することができました。

捕まえた子が得意そうに横山さんの説明を聞いている周りでは、
「きれいだね。」 
「すごーい。」
「捕まえられない。」
「早く逃がしてあげないとかわいそう。」
という声も
横山さんの話しからはじめて知ったことも多いでしょう。

子どもたちがこれから調査・観察を続けなければいけない課題も出てきたようです。
子どもたちはどんな気づきをするのでしょうか?

6年女子のジュニア自然観察指導員が
モンシロチョウには春型と夏型があることを教えてくれました。
6年男子のジュニア自然観察指導員はアカガエルとアマガエルの違いを
中学1年女子のジュニア自然観察指導員は
キツツキの巣があるところを教えてくれました。

ジュニア自然観察指導員のこれからの活躍が楽しみです。

今回は子どもたちと一緒に多くのお父さん、お母さんにも楽しんでいただき、
幼児親子の地域デビューにもなりました。
子どもたちには楽しく自然環境を知る機会になったことでしょう。
この活動から昆虫調べや草花調べに興味を持つ子どもが増えたら幸いです。

から地域のみんなで
子どもたちの成長を見守ることができる繋がりを築いていきたいと思っています。

最後に横山さんの号令で
みんな一緒にこの林に
「ありがとう。」
のあいさつをして散会になりました。


講師の横山さん、サポーターの菊次先生、神山(こうやま)先生、
自然観察指導員の方々ご協力ありがとうございました。

次回の自然観察会は9月を予定しています。
昨年に続き、第2回バッタ飛ばし選手権を予定しています。
皆さんのご参加お待ちしています。


※この日の自然観察会の様子は川口市立戸塚南小の
H・P(http://www.sch.kawaguchi.saitama.jp/tozukaminami-e/ecoclub/sizenkansatuin/kannsatuin25nendo/sizenkansatu.html)
で詳しくご覧いただけます。 

児童厚生員  澤田幸江⑫








芝児童センター   高校生による科学遊び

2013年06月26日 | 川口市指定管理 川口市立芝児童センター
「おねえさん、おにいさん ありがとう!」

日 時:6月16日(日)15:00~16:00
参加者:小学生27名 幼児2名 高校生4名

以前、しゃぼん玉の科学を行ってくれた、
川口総合高等学校の科学部の生徒さんたちが今年も小学生を対象に
科学遊びを行ってくれました。

今年は“ふしぎな浮沈子”です。

実は定員が30名といつもの事業より多めで、
前日の時点でまだ10名以上の空きがありました。

ですが当日にはキャンセル待ちが出るほどの満員!!なぜかというと…。

前日に科学の生徒さんたちが下見に来られました。
ペットボトルなどの道具を抱えやってきた高校生たちに、小学生たちは興味津々。

一緒にいる私に
「お姉さんたち何しに来たの?」
と聞いて来たので
「自分で聞いてごらん」
と促します。恥ずかしがる小学生と一緒に聞きに行くと
「不思議なオモチャを作るよ!来てね」
と優しい笑顔のお姉さん。質問した子はもちろん近くにいた子たちも
「面白そう!行く!!」
と次々に申し込みしていきました。


高校生の皆さんがポスターも書いてくれました。

当日も同じように高校生が準備している間に申し込みがあり、
なんとキャンセル待ちに!お休みの子がいたので希望者全員が参加できました!

机といすを並べて…
材料を並べて…

準備が出来たら小学生が会場である集会室に入ります。
スクリーンに映し出される“ふしぎな浮沈子”の文字…
いつもとは違う雰囲気に小学生の緊張が見られます。
きっとそんな小学生を見ている高校生も緊張だったでしょうね。

まずはスタッフから高校生たちの紹介とご挨拶。
元気な声で
「こんにちは!」
という子ども達
「何がはじまるの?」
と目がキラキラしています。



お姉さんの丁寧な説明に真剣に耳を傾けます。
ジーっと話を聞く小学生の姿はいつもよりお兄さんお姉さんに見えます。

浮沈子つくりはとっても簡単。
でも低学年にはちょっと難しいところは、
すかさず助手の高校生が手伝ってくれました。
ペンの蓋が取れない!そんな時はお兄さんの大活躍でした!

浮沈子が出来たらさっそく遊んでみます。
ペットボトルに力を加えると…
「あれれ?」
中の魚が動きます。


一通り遊んだところでお姉さんが浮沈子の仕組みをスクリーンに
映し出される図を使って説明してくれました。
「これ作ったことある!」
と言っていた子も仕組みまで知らなかったのか
「へぇ~」
と真剣なまなざしで聞いています。

仕組みを知ったところでもう一度遊びます。
そんな時、見学をしていた保護者の方もお子さんの浮沈子を借りて
「ほんとだ!」
と遊んでいます。
「大人でも仕組みを知ると遊びたくなりますよね」
と声をかけると
「ついつい気になって…」
とお母さん達。科学遊びって子どもも大人も関係なく夢中になっちゃいますよね!

次は色々な遊び方を教えてくれました。
・浮かんでいる魚を途中で止める
・浮かんでいる魚を下まで沈ませてから、浮かせて途中で止める
・逆浮沈子の紹介
普通の遊び方では
「簡単!すぐできた!」
と言っていた子も、ここでは苦戦…。



「できた!見ていてね!」
出来た子は自慢げにスタッフや高校生を呼んでお披露目。
お姉さんに褒められて、なんだか嬉しいような…恥ずかしいような…
そんな表情を見せていました。

最後に魚が沈んでしまった時の直し方を教えてくれました。
実は遊んでいる間に沈んでしまった子が多く、
その度に高校生に直してもらっていたのですが、これで長く遊べると一安心です。

最後に丁寧に教えて、たくさん遊んでくれた高校生たちにご挨拶。
6年生の子を号令で大きな声でお礼を言いました。
急遽頼んだのですが、立派にお礼を言ってくれた6年生に成長を感じました。

終了後の小学生の感想には
・仕組みがすごく分かりやすかったです
・浮かんだりしてたのしかったです
なかには
・うちのお母さんは同じ高校なのでたぶん先輩です
なんて一言もありました。

高校生の皆さんにも感想をいただきました。
「浮沈子で子どもと触れ合うことが出来て嬉しかった」
「最後まで聞いていただけてとても感謝しています」
「機会があればまたボランティアしたいと思った。何より楽しかった」

感想を見ていると、科学だけではなく色々な体験ができたことを感じました。

終了後
「ありがとう」
と小学4年生のYちゃんが折り紙で作った鶴をプレゼントしていました。
子どもから精一杯の感謝の気持ちです。

私たちスタッフが行う科学遊びとはまた違った経験が出来たと思います。
核家族化や一人っ子が多い時代ですが、
児童センターには幼児から大人まで多くの利用があります。
芝児童センターでは幼児さんのお母さんと小学生が顔見知りになる姿が
よく見られます。
そんな児童センターならではの経験ができるようなイベントを
今後も企画したいと思います。

最後になりましたが、川口総合高等学校の科学部の皆さん、
そして顧問の先生方。
お忙しい中、子ども達のために貴重な時間をありがとうございました。

児童厚生員   上田真奈美(8)