埼玉県の子育て支援【コマーム】のブログ

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鳩ケ谷こども館 ものづくりクラブ~ダンボール・ピンボール~

2013年06月24日 | 鳩ヶ谷子ども館
6月15日(土)13:30~15:00
ものづくりクラブ~ダンボール・ピンボール~が行われました。
参加者は小学生14名でした。

梅雨の時期ということで雨の日でも遊べる、
身近な材料から作ることのできる工作として、
そして自分の考えを反映できる自由工作として、今回のテーマにしました。

ピンボールと謳っていますが、正確にはスマートボールというもので、
ビー玉を発射台から打ち出し、斜面を転がして高得点を狙うというものです。

まず配布するダンボールは、

・土台となる枠のあるダンボール(500mlペットボトルが入っていたもの)
・ながいの1枚(上部レール用)
・みじかいの2枚(発射レーン用)
・ちいさいの2枚(傾斜作成用)
(この表現は子どもから出たものです)

自由工作ではありますが、スマートボールを作る上で必要な土台は、
一緒に工程を踏んでしっかりと形作ります。

まずは発射台のガイドラインとなるダンボールを、上部ガイドライン、
そして斜面を作るために後部にそれぞれダンボールを貼ります。
ボンドは薄く土台の方に塗るという使い方を説明し、慎重に貼り付けていきます。

「みじかいの」
には穴を開けており、位置に気をつけて二枚を重ねて貼って厚みを作り
発射レーンを作ります。
上部ガイドラインは、土台と同じ幅のツメを伸ばしたもの
「ながいの」
をくるくると巻いて、やわらかな曲線を作ります。
そして、
「ちいさいの」
の上半分にボンドをつけ、背面に接着し、一度乾燥させます。

その間に発射装置を製作します。



割り箸4本をまとめ、ビニールテープを巻き、
間に輪ゴムをはさみ、更にビニールテープで固定します。

さて、発射装置と土台を合わせましょう!
ただ、小さな穴に輪ゴムを通すのは一苦労。
ですが、子ども達自ら
「テープで先をとがらせるとやりやすいよ。」
「ちょっと先が出てきたら、鉛筆で引っ掛けて引っ張りだすといいよ。」
と、コツを教えてくれました。

ようやくスマートボールの形ができました!

「何回も試し打ちをしてビー玉がよく通るところは点数を低く、あまり通らないところは点数を高くすると面白くなるよ!」
と伝え、ビー玉を一人に一つずつ渡しました。



緊張の一瞬です‥

やりました!どの子もビー玉の打ち出しは大成功!



何回も試し打ちをしていくうちに、
子ども達の頭の中にはイメージが湧いてきたようです。
自分のイメージを形にするために、ダンボール・ストローとの格闘です。





「こっちを0点、こっちは50点にしよう。」
「107点には入ったけど102点には入らない…。」
という点数の工夫。

中には
「これは一、十、百、千、万…100億点!?」
「ここに入ったらすごいよ!」
「じゃあ、ちょっとやってみようかな…あ、入った。」
なんてことも。

「こっちに飛ばすのは、なかなか難しそうだね。」
「ストローの道を作って転がりやすくするんだ!」

「これ(上部レール)を伸ばして右の方に行きやすくするの。」
という配置の工夫。



「これはストローを真ん中に立てて…このパーツは!?」
「こうすると、風車になるんだよ!」
ストローとダンボールを組み合わせて、風車を作ったり、



ダンボールの加工されている部分を上手に使って扉を作ったりと、

工作としての面白い工夫も随所にちりばめられていました。



打って、貼って、また打って…

納得のいくものを作ろうと、1時間以上時間を過ぎても一心不乱に
ダンボールに向かい合っている子もいました。

完成した子たちは、自分の手で作り上げたダンボール・ピンボールに
何度も挑戦していました。


打ち込んでいる時の真剣な顔。
顔がぶつかってしまうのではないか、というぐらいのめり込んでしまう姿勢。
完成した時の喜びと自慢気な表情。

イキイキとした時間を共有できたように思います。

遠くからお越しくださった方、最後まで見守って下さった保護者の方々にも感謝です。


次回は、どこよりも早い夏休みの自由工作として、沖縄の民芸品である
「指ハブ」
を作ろうと思います。
難しい工作ではありますが、完成した時の達成感は大きいです!
ぜひ、ご参加下さい!!


宍倉 鉄平(12)