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芝児童センター   高校生による科学遊び

2013年06月26日 | 川口市指定管理 川口市立芝児童センター
「おねえさん、おにいさん ありがとう!」

日 時:6月16日(日)15:00~16:00
参加者:小学生27名 幼児2名 高校生4名

以前、しゃぼん玉の科学を行ってくれた、
川口総合高等学校の科学部の生徒さんたちが今年も小学生を対象に
科学遊びを行ってくれました。

今年は“ふしぎな浮沈子”です。

実は定員が30名といつもの事業より多めで、
前日の時点でまだ10名以上の空きがありました。

ですが当日にはキャンセル待ちが出るほどの満員!!なぜかというと…。

前日に科学の生徒さんたちが下見に来られました。
ペットボトルなどの道具を抱えやってきた高校生たちに、小学生たちは興味津々。

一緒にいる私に
「お姉さんたち何しに来たの?」
と聞いて来たので
「自分で聞いてごらん」
と促します。恥ずかしがる小学生と一緒に聞きに行くと
「不思議なオモチャを作るよ!来てね」
と優しい笑顔のお姉さん。質問した子はもちろん近くにいた子たちも
「面白そう!行く!!」
と次々に申し込みしていきました。


高校生の皆さんがポスターも書いてくれました。

当日も同じように高校生が準備している間に申し込みがあり、
なんとキャンセル待ちに!お休みの子がいたので希望者全員が参加できました!

机といすを並べて…
材料を並べて…

準備が出来たら小学生が会場である集会室に入ります。
スクリーンに映し出される“ふしぎな浮沈子”の文字…
いつもとは違う雰囲気に小学生の緊張が見られます。
きっとそんな小学生を見ている高校生も緊張だったでしょうね。

まずはスタッフから高校生たちの紹介とご挨拶。
元気な声で
「こんにちは!」
という子ども達
「何がはじまるの?」
と目がキラキラしています。



お姉さんの丁寧な説明に真剣に耳を傾けます。
ジーっと話を聞く小学生の姿はいつもよりお兄さんお姉さんに見えます。

浮沈子つくりはとっても簡単。
でも低学年にはちょっと難しいところは、
すかさず助手の高校生が手伝ってくれました。
ペンの蓋が取れない!そんな時はお兄さんの大活躍でした!

浮沈子が出来たらさっそく遊んでみます。
ペットボトルに力を加えると…
「あれれ?」
中の魚が動きます。


一通り遊んだところでお姉さんが浮沈子の仕組みをスクリーンに
映し出される図を使って説明してくれました。
「これ作ったことある!」
と言っていた子も仕組みまで知らなかったのか
「へぇ~」
と真剣なまなざしで聞いています。

仕組みを知ったところでもう一度遊びます。
そんな時、見学をしていた保護者の方もお子さんの浮沈子を借りて
「ほんとだ!」
と遊んでいます。
「大人でも仕組みを知ると遊びたくなりますよね」
と声をかけると
「ついつい気になって…」
とお母さん達。科学遊びって子どもも大人も関係なく夢中になっちゃいますよね!

次は色々な遊び方を教えてくれました。
・浮かんでいる魚を途中で止める
・浮かんでいる魚を下まで沈ませてから、浮かせて途中で止める
・逆浮沈子の紹介
普通の遊び方では
「簡単!すぐできた!」
と言っていた子も、ここでは苦戦…。



「できた!見ていてね!」
出来た子は自慢げにスタッフや高校生を呼んでお披露目。
お姉さんに褒められて、なんだか嬉しいような…恥ずかしいような…
そんな表情を見せていました。

最後に魚が沈んでしまった時の直し方を教えてくれました。
実は遊んでいる間に沈んでしまった子が多く、
その度に高校生に直してもらっていたのですが、これで長く遊べると一安心です。

最後に丁寧に教えて、たくさん遊んでくれた高校生たちにご挨拶。
6年生の子を号令で大きな声でお礼を言いました。
急遽頼んだのですが、立派にお礼を言ってくれた6年生に成長を感じました。

終了後の小学生の感想には
・仕組みがすごく分かりやすかったです
・浮かんだりしてたのしかったです
なかには
・うちのお母さんは同じ高校なのでたぶん先輩です
なんて一言もありました。

高校生の皆さんにも感想をいただきました。
「浮沈子で子どもと触れ合うことが出来て嬉しかった」
「最後まで聞いていただけてとても感謝しています」
「機会があればまたボランティアしたいと思った。何より楽しかった」

感想を見ていると、科学だけではなく色々な体験ができたことを感じました。

終了後
「ありがとう」
と小学4年生のYちゃんが折り紙で作った鶴をプレゼントしていました。
子どもから精一杯の感謝の気持ちです。

私たちスタッフが行う科学遊びとはまた違った経験が出来たと思います。
核家族化や一人っ子が多い時代ですが、
児童センターには幼児から大人まで多くの利用があります。
芝児童センターでは幼児さんのお母さんと小学生が顔見知りになる姿が
よく見られます。
そんな児童センターならではの経験ができるようなイベントを
今後も企画したいと思います。

最後になりましたが、川口総合高等学校の科学部の皆さん、
そして顧問の先生方。
お忙しい中、子ども達のために貴重な時間をありがとうございました。

児童厚生員   上田真奈美(8)

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