弘前公園の話の最後は鳥たちです。
まずは西堀で出会った鳥たちからです。
堀には多くのカルガモたちがペアで過ごしています。
彼らも産卵に向けて準備中です。
この子はきっと近くに相手がいると思いますが、
寄り添って泳ぎませんでした。残念。
でも、桜とコラボできて良かったです♪
カルガモの中に一風変わったカモを見つけました。
おや?あれはナポレオンハットの似合うヨシガモです!!
警戒心が強く、なかなか近くには来ません。
おまけにこちら側からは逆光です。
どうやら番のようですね。
堀をぐるりと回り、反対側から撮りました。
ようやく背中や顔に光が当たり、つやつやの羽色が出て来ました。
光によって時に緑色、時に茶色に見えるのは「構造色」の故です。
マガモ、カラス、ドバト、玉虫などもそうですね。
ナポレオンハットを被っているように見えるのが特色。
羽もとても美しいですね。
私の地域ではヨシガモは珍鳥です。
たまに川で見かけたりしても、何年かに1度。
私が初めて会ったのは5、6年ほど前。今回2回目です。
ここに来ていたとは驚きでした。
こちらはヨシガモのメスです。
羽を見るとマガモのメスに似ていますね。
今年は早々からオカヨシガモとヨシガモに会えて嬉しい限りです♪
ヨシガモ(葦鴨 Falcated duck)
falcatedは鎌形の、鎌のように曲がったの意味
ナポレオンハットの曲線を言っているのでしょうかね?
カモ目 カモ科 マガモ属
オス54cm メス48cm
さて、西堀の堀端の草むらにスズメがいました。
よく見ると巣材を咥えています。
これで飛んで行くかと思いましたが、
更に枯れ草を一緒に咥えてしまいました。
うまく巣まで運べたでしょうか?
すずめたちは公園や公園のそばを棲み家にしています。
今年もたくさん生まれるといいですね。
西堀を過ぎると蓮池がありますが、
そこには昨日アップしたミズバショウが近くにあります。
そこは暗めの林で、シジュウカラたちが来ていました。
上に何かあるのか(いるのか)、ずっと眺めていて、
すっかり背伸びしたシジュウカラのオス。
きっと近くには彼女が待っているのかもしれませんね。
彼らもまた恋の季節ですね。
おまけ
飛ぶ物つながりですが。。。
ベンチで休んでいたら、
上空からヘリコプターの音が聞こえてきました。
割と高度が低いので、大きな響きです。
やはり「ドクターヘリ」でした。
公園の近くに弘前大学附属病院があり、
屋上にヘリポートがあって、そこに着陸するのだと思います。
弘前市外の町や村から運ばれて来るのです。
のんびりとお花見をしている間も、
こうして休み無く働いて下さる方々もいますね。
感謝しながら、病気の方の回復を祈りながら、
空を眺めていました。
というわけで、弘前公園のお話はこれでおしまいです。
***
昨日は一日どんよりした天気でしたが、
腰痛もだいぶ良くなって来たので、久しぶりに庭の手入れをして、
ここ数年日が当たりにくくて咲けなかった「都忘れ」を
ようやく日当たりの良い場所に移植できました。
ついでに2年前に処分したクレマチス(紫)の根が残っていて、
そこから新葉が今年も出て来たので、
鉢上げすることにしました。
それにしてもこのクレマチス、とても繁殖力が強くて、
抜いても抜いても毎年生えてきます。
きっと鉢植えでもちゃんと育つかなと思います。^^