ある日の午後の公園の雑木林で、
いくつかのオオウバユリの実の殻が光っているのを見つけました。
暗い上に、そこだけ逆光が当たっていて、
とても幻想的に見えたのです。
セロファンのような薄い膜で仕切られたオオウバユリの殻の中。
中にはもう1粒の種もありません。
(オオウバユリの種は、1枚の薄い膜の中に入っており、
その1枚1枚が飛んで散らされます。)
殻の間には繊毛のような細い糸がくっついており、
とてもユニークな作りをしています。
逆光に透かしてみると、殻の繊維模様が浮かび上がり、
繊細な感じがわかりますね。
この実はドライフラワーとして用いたりします。
私はこれに綿を入れたりして飾ることもあります。
種が落ちたとしても、そんなにたくさんの芽が出ません。
野山で時々見かけることはありますが、
それを見ると、よくここに根付いてくれたね、と
いつも心の中で感動しています。
オオウバユリの新葉
雨露にぬれて一層フレッシュに見えますね。
ウバユリもオオウバユリも暗い所で育ちます。
公園内の雑木林でたくさん見られるのは嬉しい事です。
親子です
こんな苔むす石がある雑木林です。
今年も7月頃にはオオウバユリの花が一面に咲きます。
昨年は機を逃して撮影はできませんでしたが、
今年の夏こそ是非また撮影したいと思います。
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昨日のイースターは朝から雨と風で荒れていました。
せっかく開花し始めたソメイヨシノも、
寒くなったので、咲くスピードは少し遅くなったかも。
例年ならば弘前公園の外堀の桜が先に満開になりますが、
今年は内も外も同時に開花、ほぼ同時に満開と言われています。
今年の春は何もかも例外で、慌ててしまいますよね。
今日はお休みの日なので、弘前公園の桜でも見ようかな。
祭りは22日からですが、15日が準祭り体制で開催されます。
たぶん今週中に満開になるかもしれませんね。(気温次第)
もうすでにお花見客がかなり来られているらしいですよ。