冬は小鳥たちにとっても餌が少なくなる季節です。
公園のナナカマドもほとんど食べ尽くされ、
あとはせいぜいわずかな残りの実か
木の新芽を食べる事が多いようです。
木の下に佇むツグミ、
この時は公園はまだ雪で覆われていました。
枝にのぼった同じ個体です。
キョロキョロして、頭の上の実を
気にしているように見えました。
実に届くでしょうか?
ツグミの正面顔はユニークです。
この木の実も十分とは言えないからか、
下の小川に降りて来ました。
小川の水は調節されていて、日によって多量に流れていますが、
この日はほとんどありませんでした。
時に水面に映ります。
時々辺りを気にしながら、草を食べているようでした。
北国の小鳥たちは、寒さに適応していけるのと、
厳しい環境の中でも、うまく餌を見つける能力に
秀でているのかもしれませんね。
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公園の中のナナカマドの木に
寄生していたのはヤドリギです。
正面から。
低い木に寄生していたので見やすかったです。
真下から見ています。
別の枝に寄生していたヤドリギ。
普段は高い木に寄生する事が多いので、
こうして近くで見られるなんてラッキー。
実は黄色なのか、オレンジ色なのかわかりませんが、
残念ながら、ここにレンジャクたちは来ませんでした。
このヤドリギは小さいので、
気づかなかったかもしれません。
手に触れるほど低い位置ではなかったので、
触ってみたかったです。
(子供の頃なら、絶対に登っていたなあ。笑)
雪原に植わった木の幹の根元から雪が溶けて、
幹の周りに大きな輪ができますよね。
これを「根開き(ねあき、ねびらき)」 と言うそうです。
これが春の訪れを感じさせられます。
こちらの桜の芽、まだまだ堅いですが、
今年の暖冬で、いつもより早く膨らんでいます。
早いと言えば、
1ヶ月くらい早く渡り鳥の「北帰行」が始まりましたよ。
大空に大群の雁たち、圧巻です!