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日常の視点

長崎県美術館 『北欧モダン・デザイン&クラフト展』

2007年05月08日 | ちょこっと旅


ゴールデンウィーク期間中、お友達を誘って長崎県美術館の『北欧モダン デザイン&クラフト展』に行ってきました。

デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドのインテリアデザインが今、日本でもこれだけ注目を集めているのは、日本人の「家」に対する考え方の変化も見逃せないところだと思います。
上記の北欧諸国は、厳しい気候、広大な自然、人工密度の低さもあいまって、必然的に「家」で過ごす時間が長くなり、居心地のいいインテリアに囲まれた生活を志向するという特性があるそうで、そういわれれば地に足がついていて当たり前の理由が力強いばかり。
パンフレットから抜粋すると、普遍的でやさしいデザイン、おだやかで心地よいライフスタイルのルーツと展開、を多角的に紹介するという目的の展覧会。

「家」での暮らしを大事にしたいと志向している私たちに感覚的にぴったりくるのは、この北欧由来のデザインのインテリアだったり、雑貨だったり。
温暖地に住む私達が持つものとしては、湿気が多すぎたり太陽の光が強すぎて向かないインテリアも多々あるとしても、その『心意気』が感じが良くて大好きです。

長くて光が少ない冬を楽しく過ごすための明るい配色は、今見てもとてもおしゃれなものばかり。南向きのうちのマンションの部屋には窓から入ってくる光が強すぎて映えない北欧のテキスタイルでも、きっと日本の薄暗い一軒屋の一角にはぴったりはまるだろうな、と思えるものも多くて、日本でいうなら北海道あたりと北欧は、感覚が結構ぴったり来そうだな~と思ったり。
何気に『光』が人に与える影響の重大性のようなものを痛感させられる展覧会でもありました。
なるほど、展覧会の最初のブースもそういえば、ペンダントライトの展覧会だったところもそういう意図もあったのかもしれません。

北欧デザイン展、5/17(木)までです。
白山陶器の「森正洋+阪元やすき+富永和弘展」 も同時開催です。
                





長崎県美術館




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