がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

ヨット乗りたい~と思い始める(もう乗ってはいるけど、もっともっと海に出たい、と本気で思い)

2013-05-11 18:00:31 | ヨット
通勤途中の漁港の風景
保育園に向かう道は海沿いである。
東に向かっていき、西に向かって帰るので行きも帰りもまぶしい。
光のなか、海辺を走る。

これだけで私は嬉しい。

金曜日の朝、波も立てず静か~に港に入る漁船をみた。

こころに焼き付いている
正確に言うと眼に焼き付いている。

漁船はエンジンを逆回転させ勢いよくはいってくるものが多い、ここらでは。
エンジンはとおにニュートラルにして船のいき足だけで白鳥のように入港してくる姿にヨットを感じた。

ヨットは帆で走るのでとても小さなエンジンしかなく、船体は重い。
モーターボートや漁船のように曵き波をざんぶざんぶ立てて入港したりしない。
静かにいき足ではいるが、入港は技術がいる。
わたしには漁船がヨットに見えていた。

私が入港させて舫いを取りたい。
無性に思った。
乗っている人をうらやましく思った。
そんな日常を過ごせる人をねたましく感じる程うらやましかった。

新しい港に入る瞬間、母港に帰ってきた時の安らぎ、色々なことが思い返されてくる。

このような体は過酷なヨットには不向きで、
がん手術でこんなにクオリティオブライフ(生活、生きる質)が劣悪になるとは知らなかった。
また、島巡りが出来るだろうか。

何をしていいかわからない余暇
中学のとき、家庭科で余暇の充実が大切だと学んだ。
仕事だけじゃいけないと。

育児も終わり、体力もなくしたわたし、
休みたい、けど寝てばかりもつまらない。
色々考えてみるが他に何も楽しみがない。

がん発覚直前には特殊海上無線士の資格を独学で学び取った。
陸にいても海に出ることと仕事しかない。
別にいい服もきたくないし、清潔ならそれでいいや、だし。

ヨット、乗っていけるのかなあ。
不安ではあるが、この夏は1秒でも多く海のうえの人になろうと思う。

今日のような雨の休日は持て余してしまう、あんなに休みたいっていっていたのに。

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