先日告知した、
「上野裕和五段指導対局会/上野裕和杯将棋大会」
の報告です。
新横浜から新幹線に乗って名古屋まで一時間半。
名古屋駅から四日市駅が約30分。
序盤完全ガイド等をかばんに詰めての小旅行です。
今回は指導対局と「最新の振り飛車講座」がメインです。
指導対局では、最近行っている「指導レベルの要望を聞く」ことを実施。
「天使モード(優しい)」
「通常モード(ふつう)」
「鬼モード(厳しい)」
の3つから選んでもらう形にしました。
詳しい問診票の記入や、棋譜印刷サービスは、
諸条件により、必ず実施できるとは限りません。
しかし、この指導レベルの設定は、ほぼどんな時でも可能ですし、
私以外でも、誰でもできることです。
そして、その効果はかなり高いと思います。
(指導する立場の皆さま、もし機会があれば試していただき、
感想を頂けたら大変うれしいです)
指導対局に何を求めるかは、お客様によって全く違います。
とにかく勝ちたい(あるいは勝った上で学びたい)という方、
逆に全力で負かしに来てほしい、という方。
普段応援している棋士と指せるのを楽しみにしてきた方。
そうしたニーズは、
特に、イベントで初めて対局する場合は、
何もしなければ知ることができません。
そこで、上記の希望を聞くだけでも、
優しい指導を希望している方に厳しい手を指し続けることはなくなりますし、
厳しい指導を希望している方に基本の定跡通り指し続けることもなくなります。
天使モード希望の方には、時折アドバイスもつけるといいと思います。
(指導対局の達人になれば、
あえて聞かなくても非言語情報である程度判断できるかもしれませんが、
私には限界があるし、そもそも定跡選択の数手目までに知る必要があります)
また、こちらから一言訊くことにより、
その他の希望がある場合でも、言いやすくなるかと思います。
一般的には、女性の方は優しい指導対局を希望される場合が多く、
ほとんどの棋士はそのように指導対局を行っていると思います。
私もその方針で長らくやってきたのですが、
先日、ある女性ファンから、
「棋士のみなさんは(自分が女性なので)優しい指導対局をしてくれるけど、
本当は厳しく指導して欲しい」
というお話を聞きました。
確かにその通りです。
全体への方針としては正しくても、
やはり、個々のニーズにお応えするのがベストです。
(同じ方であっても、
その日の気分や目的によって、
指導レベルの希望が変わる場合もあるでしょう)
そして、それはお客様から言ってもらうのを待つのではなく、
こちらからお聞きするべきではないか、
と最近になって思うようになりました。
(ご自分からおっしゃって頂けるケースもあります。
もちろんそれはそれでありがたいことです)
ちなみに、今回は「鬼モード」を選択する方が多く、
普段は指さない「奥の手」の定跡を発動しました。
(二枚落ちは初手△32金から強引に矢倉に組む順など)
さて、指導対局の第1部が終了後、最新の振り飛車講座を。
時間的に見て、居飛車編と振り飛車編、両方をやることは難しく、
事前に希望を聞いた結果、振り飛車編を行うことになりました。
ワードで作成したテキストを配って講座開始。
ここ30年の振り飛車対居飛車の歴史を簡単に確認した後、
「先手振り飛車の最新事情」
「後手振り飛車の最新事情」
の二つに分けて解説しました。
質疑応答の時間では、様々なご質問を頂き、盛り上がりました。
その後、再び指導対局を行い、並行して行われた将棋大会の表彰式。
そして打ち上げ→二次会のカラオケ、と盛りだくさんの展開でした。
打ち上げでは「鼻笛」という珍しい楽器の演奏もありました。
また、カラオケでは「みかんのうた」という衝撃的な歌で、
腹筋が崩壊しそうになりました。
(本当に笑いが止まらず、苦しかった…・笑)
KOMAの会の皆様、
イベントにお越し頂いた皆様、
会場を提供し頂いた「まっさん」様、
お世話になりました。ありがとうございます。
→翌日の桑名指導対局会の報告に続く
「上野裕和五段指導対局会/上野裕和杯将棋大会」
の報告です。
新横浜から新幹線に乗って名古屋まで一時間半。
名古屋駅から四日市駅が約30分。
序盤完全ガイド等をかばんに詰めての小旅行です。
今回は指導対局と「最新の振り飛車講座」がメインです。
指導対局では、最近行っている「指導レベルの要望を聞く」ことを実施。
「天使モード(優しい)」
「通常モード(ふつう)」
「鬼モード(厳しい)」
の3つから選んでもらう形にしました。
詳しい問診票の記入や、棋譜印刷サービスは、
諸条件により、必ず実施できるとは限りません。
しかし、この指導レベルの設定は、ほぼどんな時でも可能ですし、
私以外でも、誰でもできることです。
そして、その効果はかなり高いと思います。
(指導する立場の皆さま、もし機会があれば試していただき、
感想を頂けたら大変うれしいです)
指導対局に何を求めるかは、お客様によって全く違います。
とにかく勝ちたい(あるいは勝った上で学びたい)という方、
逆に全力で負かしに来てほしい、という方。
普段応援している棋士と指せるのを楽しみにしてきた方。
そうしたニーズは、
特に、イベントで初めて対局する場合は、
何もしなければ知ることができません。
そこで、上記の希望を聞くだけでも、
優しい指導を希望している方に厳しい手を指し続けることはなくなりますし、
厳しい指導を希望している方に基本の定跡通り指し続けることもなくなります。
天使モード希望の方には、時折アドバイスもつけるといいと思います。
(指導対局の達人になれば、
あえて聞かなくても非言語情報である程度判断できるかもしれませんが、
私には限界があるし、そもそも定跡選択の数手目までに知る必要があります)
また、こちらから一言訊くことにより、
その他の希望がある場合でも、言いやすくなるかと思います。
一般的には、女性の方は優しい指導対局を希望される場合が多く、
ほとんどの棋士はそのように指導対局を行っていると思います。
私もその方針で長らくやってきたのですが、
先日、ある女性ファンから、
「棋士のみなさんは(自分が女性なので)優しい指導対局をしてくれるけど、
本当は厳しく指導して欲しい」
というお話を聞きました。
確かにその通りです。
全体への方針としては正しくても、
やはり、個々のニーズにお応えするのがベストです。
(同じ方であっても、
その日の気分や目的によって、
指導レベルの希望が変わる場合もあるでしょう)
そして、それはお客様から言ってもらうのを待つのではなく、
こちらからお聞きするべきではないか、
と最近になって思うようになりました。
(ご自分からおっしゃって頂けるケースもあります。
もちろんそれはそれでありがたいことです)
ちなみに、今回は「鬼モード」を選択する方が多く、
普段は指さない「奥の手」の定跡を発動しました。
(二枚落ちは初手△32金から強引に矢倉に組む順など)
さて、指導対局の第1部が終了後、最新の振り飛車講座を。
時間的に見て、居飛車編と振り飛車編、両方をやることは難しく、
事前に希望を聞いた結果、振り飛車編を行うことになりました。
ワードで作成したテキストを配って講座開始。
ここ30年の振り飛車対居飛車の歴史を簡単に確認した後、
「先手振り飛車の最新事情」
「後手振り飛車の最新事情」
の二つに分けて解説しました。
質疑応答の時間では、様々なご質問を頂き、盛り上がりました。
その後、再び指導対局を行い、並行して行われた将棋大会の表彰式。
そして打ち上げ→二次会のカラオケ、と盛りだくさんの展開でした。
打ち上げでは「鼻笛」という珍しい楽器の演奏もありました。
また、カラオケでは「みかんのうた」という衝撃的な歌で、
腹筋が崩壊しそうになりました。
(本当に笑いが止まらず、苦しかった…・笑)
KOMAの会の皆様、
イベントにお越し頂いた皆様、
会場を提供し頂いた「まっさん」様、
お世話になりました。ありがとうございます。
→翌日の桑名指導対局会の報告に続く
参加された皆様がとても喜んでおりました。
また次回よろしくお願い申し上げます。
確かにみかんの歌ともう一曲はお腹が痛かったですね。(笑)
女神モードでお願いいたしますm(__)m
KOMAの会(マネージャー)さん
あんな衝撃的なカラオケは初めてです(笑)
今後ともよろしくお願いします。
saysayさん
自動的に鬼モードを発動させて頂きます。