上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

教室日記 11月17日

2019年11月17日 | 教室日記
今日は全体的にやや人数が少なめでした。
こんな日は、より丁寧に指導対局を行うことができます。

【入門クラス】

講義のテーマは「駒落ち、4つの急所」でした。

特に十枚落ち~六枚落ちで大切な、
「攻め」「寄せ」「受け」「詰み」の重要なポイントを順に解説しました。
うまく勝てない時はどこができていなかったのか、整理してみるのも良いと思います。

指導対局は、数の攻めを的確に使えている将棋が多かったです。

【級位者クラス】

講義のテーマは「四間飛車の基本」でした。

四間飛車の基礎知識やノーマル四間飛車、
そして藤井システム、角交換四間飛車などの概要を解説しました。

指導対局は、鬼モードの方が多め。
このモードの場合、上手(私)は下手の甘い手を逃さず、勝ちにいきます。
一局は下手の寄せに一つだけ穴があり、入玉しました。

【有段者クラス】

講義のテーマは「四間飛車の歴史と最新形」でした。

おおまかに四間飛車の歴史を振り返り、
その後、最新形をいろいろと紹介しました。
角交換四間飛車については熱心な質問もありました。

指導対局は、角落ちから二枚落ちまで。
ちなみに、二枚落ちの上手の奥の手について少し書きます。
二枚落ちで下手が定跡をほぼマスターしたと見れば、
上手はまず「△5五歩止め」を指します。
これもいくつかのパターンがあり、
最も難易度が高いものをクリアすれば、卒業は近いです。
私の場合は、最終手段として「初手△〇〇〇」を出します。
これに勝てるようでしたら、二枚落ちを卒業で良いと考えています。


次回12月1日は、入門クラスがほぼ満席です。
その他のクラスはまだ余裕がありますので、
体験歓迎です。体験ご希望の方は宇宙棋院(045-323-1515)までご連絡ください。
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教室日記 11月3日分

2019年11月05日 | 教室日記
10月に新設した入門クラス、おかげさまで大好評です。
級位者クラスは定員が全て埋まるまで開設から半年以上かかりましたが、
入門クラスは今回早くも定員が埋まりました。

【入門クラス】

講義のテーマは「金縛りの手筋」です。
金縛りの手筋とは、これのことです。



今▲3三と、と指した局面です。
金取りですから後手は△同金と取りたいのですが、
竜の横利きが通り、後手は玉を取られてしまいます。
つまり、4二の金は金縛りにあって動けない駒なのです。
そして▲3三とがそれを利用した手筋で、次に必ず金を取ることができます。

このように、金縛りの手筋の基本を解説し、
その後は練習問題を皆さんに考えていただきました。

指導対局では、10枚落ちで見事に勝つ方もいますし、
皆さんが少しずつ上達していると感じます。

【級位者クラス】

講義のテーマは「駒落ちの知識」です。

六枚落ちから飛香落ちまで、
定跡の種類や下手の考え方などを解説しました。
また、前提として「定跡を使う必要はなく、平手と同じ指し方ももちろんOK」と説明しました。

現在、私は四枚落ちをどう教えたらよいのか迷っています。
有名な「棒銀定跡」は確かに端を破った後の指し方が明快だというメリットがある反面、
特殊な仕掛けであり、銀を上手に渡すなどのデメリットもあります。
それなら二枚落ちと同じように指す方が良いという意見もありますし、
棒銀定跡以外の指し方で端を破る考え方もあります。

指導対局では、六枚落ちで見事に勝ち、卒業する方もいらっしゃいました。

【有段者クラス】

講義のテーマは級位者クラスと同じく「駒落ちの知識」です。
このクラスでは少しレベルを上げて「二枚落ち~角落ち」について整理しました。

この4つの中では、
二枚落ちの定跡が優秀だとよく言われます。
二歩突っ切り、銀多伝、どちらも優秀です。

一方、飛車落ちは何を教えるのがベストか迷うところがあります。
有名なのは右四間飛車定跡です。
この定跡は破壊力が抜群であり、攻め切って勝てた時は爽快です。
反面、上手の対策の数が多く、対策によっては攻め切るのが大変です。
なので、現在は引き角定跡がベストかなあと考えています。

指導対局では、今回は角落ちの方が多く、熱戦が繰り広げられました。



ところで、11月4日に宇宙棋院さんで将棋大会が開催されました。
お越し頂いた皆様、ありがとうございました!

この大会、もちろん主催は宇宙棋院さんですが、
将棋大会をやりたいというお話があり、一案として私が人数や方式等の企画を提出しました。
また、当日は一応大会審判長を務め、主にAクラスの運営を担当しましたので、
いろいろと関わらせて頂きました。
(BクラスとCクラスの運営を担当された方が優秀すぎて勉強になりました)
予想を超えるたくさんの方に来て頂いたので、
今後も開催されるかもしれません。
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