C1 対高野五段
第1図は、数手前からの想定局面の一つ。
これははっきり先手良しになるから、
実現することはない、と思っていた。
(僕は先手番です)
だから、震えた。
数ある選択肢の中で、相手がこう指してくるということは、
実は自分の読みが全て間違っているのではないか…。
疑心暗鬼に陥り、怖くなり、負けることの恐怖がよみがえった。
だから、必死に何度も何度も確認した。
そして、自分の読みを信じて、次の一手を指した。
第2図の▲5三歩で、後手はしびれている。
①△同角は▲5五銀
②△同金は▲6五歩
③△同飛も▲6五歩
④△5一飛等の飛車を逃げる手にも、▲6五歩
いずれも、先手は銀得に近い戦果を得ることが出来る。
第2図で、相手が投了した。
どうやら、完全にうっかりされていたようだった。
読みのエアポケット。
自分もたまにやるから、他人事ではない。
実に8ヶ月ぶりの勝利。
あまりに負けすぎて、感覚を失っているので、
今、自分が嬉しいのかどうかすら、よく分からない。
…喜んでいいのだろうか?
足踏みしていた通算100勝を達成したことだし。
でも、一つだけ言える事は、
連敗中でも、自分のやるべきことをやった。
研究会で真剣に指し、棋譜を並べ、詰将棋を解き、
連盟で重要な対局の検討をした。
だから、今回勝つことができたのだ。
そこは、自分を肯定する。
一勝の重み。
鎬を削るプロの世界で戦っていくこと。
この8ヶ月で得たことを、これからの糧にしていきたい。
そして今朝、
メールを下さった方がいた。
今まで、僕の成績を心配してくれていた。
そして、今回の勝利を喜んでくれた。
自分を応援してくれている人がいる。
支えてくれる人がいる。
それは、確かに力になっている。
本当に、ありがとうございます。
第1図は、数手前からの想定局面の一つ。
これははっきり先手良しになるから、
実現することはない、と思っていた。
(僕は先手番です)
だから、震えた。
数ある選択肢の中で、相手がこう指してくるということは、
実は自分の読みが全て間違っているのではないか…。
疑心暗鬼に陥り、怖くなり、負けることの恐怖がよみがえった。
だから、必死に何度も何度も確認した。
そして、自分の読みを信じて、次の一手を指した。
第2図の▲5三歩で、後手はしびれている。
①△同角は▲5五銀
②△同金は▲6五歩
③△同飛も▲6五歩
④△5一飛等の飛車を逃げる手にも、▲6五歩
いずれも、先手は銀得に近い戦果を得ることが出来る。
第2図で、相手が投了した。
どうやら、完全にうっかりされていたようだった。
読みのエアポケット。
自分もたまにやるから、他人事ではない。
実に8ヶ月ぶりの勝利。
あまりに負けすぎて、感覚を失っているので、
今、自分が嬉しいのかどうかすら、よく分からない。
…喜んでいいのだろうか?
足踏みしていた通算100勝を達成したことだし。
でも、一つだけ言える事は、
連敗中でも、自分のやるべきことをやった。
研究会で真剣に指し、棋譜を並べ、詰将棋を解き、
連盟で重要な対局の検討をした。
だから、今回勝つことができたのだ。
そこは、自分を肯定する。
一勝の重み。
鎬を削るプロの世界で戦っていくこと。
この8ヶ月で得たことを、これからの糧にしていきたい。
そして今朝、
メールを下さった方がいた。
今まで、僕の成績を心配してくれていた。
そして、今回の勝利を喜んでくれた。
自分を応援してくれている人がいる。
支えてくれる人がいる。
それは、確かに力になっている。
本当に、ありがとうございます。