上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

本日、新人王戦第3局のツイッター解説を担当します。

2012年10月31日 | 将棋関係
1勝1敗で盛り上がる、第43期新人王戦。
本日、最終局が行なわれますが、ツイッター解説を上野が担当致します。
永瀬五段と藤森四段のフレッシュな戦いをお楽しみください。

新人王戦中継サイト

解説用ツイッターアカウント(将棋連盟モバイル公式アカウント)

今日は竜王戦第2局の一日目でもありますし、
将棋ファンの皆さんにとって、忙しい一日になりそうです。
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いわて・棋士会フェスティバルに行ってきました!

2012年10月24日 | 将棋関係
10月21、22日と、岩手に行ってきました。
一日目は大船渡、二日目は大槌町です。
ご来場の皆様、ありがとうございました!

使命感のようなものは特にないのですが、
他のイベントと同様に、皆様に楽しんで欲しい、という気持ちで参加しました。

メルマガの軽妙な文章で人気の千葉六段が将棋世界にレポートを書くそうですので、
詳しくは12月発売(かな?さすがに11月発売には間に合わないと思う)の将棋世界をご覧ください。

一つだけ書くとすると、今回面白かったのはトークショー。
それぞれの会場で40分~1時間、出演棋士全員でのおしゃべりです。

なんと、打ち合わせゼロ(笑)のぶっつけ本番。
いきなり司会を振られた伊藤明日香さんですが、
なぜこんなに的確にできるのだろう、というくらい、素晴らしい司会ぶりでした。
それぞれ個性的なメンバーだったので、私も知らない様々な話が出ました。
楽しんで頂けたかな…。

なお、今回のフェスティバルにおいて、

大船渡市の皆様
大船渡市教育委員会の皆様
釜石市教育委員会の皆様
大槌町教育委員会の皆様
岩手日報社の皆様
東海新報社の皆様
日本将棋連盟大船渡支部の皆様
日本将棋連盟釜石支部の皆様
三陸ブロードネット株式会社の皆様

をはじめ、多くの方々にお世話になりました。
出演棋士の一人として、この場を借りてお礼を申し上げます。
こうして書き出してみると、本当に多くの方のご支援、ご協力があって、
今回のイベントが実現したことがよく分かります。



一人の棋士としてできることを、一つずつ。

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将棋・序盤完全ガイド(振り飛車編)、サイン本情報です

2012年10月20日 | 将棋関係
こちらで購入できます。

将棋連盟デジタルショップ

なお、「残心(ざんしん)」の意味は、
簡単に言えば「油断しない心」です。
勝負事は「勝った」と思った瞬間が一番危ないので、
心を真ん中に残し、油断しないことが大切です。
自戒の意味も込めて書いてます。

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本筋の一手

2012年10月18日 | 対局
C2 対斎藤四段

横歩取り。
まずまずの序盤で、こちらから強く飛車交換を挑み、
相手もそれに応じて一気に決戦に突入した。

その局面で、相手が飛車を打ってくるとばかり考えていたのだが、
終盤の忙しい局面で、じっと歩を突き出された。
これが全く思い浮かばなかった好手。
飛車を手持ちに残すことで、こちらからの強襲に対する飛車打ちの受けを残している。
その後も、こちらの読みを完全に上回る手を指され、完敗。

後で考えても、これといったミスは犯していない。
それだけに、相手の読みの素晴らしさが際立つ一局だったと思う。
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「将棋・序盤完全ガイド(振り飛車編)」今月16日に発売です。

2012年10月12日 | 将棋関係
ようやく発売になります。
皆さんに喜んでもらえるかどうか、ドキドキしています。


今年2月にマイナビさんより、
「序盤を分かりやすく解説する本を書きませんか」という依頼がありました。
「四間飛車対急戦」や「相矢倉」等、ある程度戦型が決まっていた時代とは違い、
今はプロの序盤戦術が多様化し、進化のスピードも上がりました。

そして、各戦法を詳細に解説する本は素晴らしいものがたくさん出版されているのですが、「最新の戦法の基本を大まかに学べる本」というのは少ないのが実情です。
(勝又さんの「消えた戦法の謎」や「最新戦法の話」は名著と思います)

そうした問題意識を元に、本書が生まれました。
本書のコンセプトは、

「最新の振り飛車の基本、流行を3時間で理解できる!」

です。

私は本書を、次のような方に読んで頂ければと思っています。

「プロの将棋を観戦するのが好きだが、
 内容はよく分からないのでおやつや食事の写真、コラム等を中心に楽しんでいる」

「昔ながらの振り飛車を指しているが、最近流行の振り飛車がよく分からない」

「序盤の数手の意味が分からないけれど、解説では省略されることが多く、
 本当は誰かに教えて欲しい」

また、本書の構成は、3部構成です。

第1部で、「序盤って何?」から始まり、
     居飛車と振り飛車、囲い等の基本を解説します。

第2部で、振り飛車対居飛車の歴史を簡単に振り返ります。
     戦法の推移と共に、
     棋士の意識の変化、外部環境がもたらす影響を加味して解説します。

第3部で、今流行の4戦法、
     「ゴキゲン中飛車」
     「石田流」
     「先手中飛車」
     「角交換四間飛車」
     を解説します。

また、コラムも8本書きました。
奨励会時代の失敗談もいくつか入っています。笑って読んで頂けたら嬉しいです。



本書を読んで頂くことで、
より将棋の魅力を知って頂くことができれば、
これに勝る喜びはありません。

棋士 上野 裕和
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手損を巡る攻防

2012年10月12日 | 対局
王座戦 対阿部健五段

今流行の角交換四間。

ずっと苦しい展開だったが、
終盤で意外と難しい局面になった。
しかし、相手の決め方が素晴らしく、一刀両断された形で負け。

この戦形は、今までの常識と違うものが要求されるので面白い。
手損がマイナスになる展開と、そうではない展開。
ゴキゲン中飛車や33角戦法、2手目32飛戦法との合流もあり、
その仕組みがどんどん解明されていくので、その流れについていきたいと思う。
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リスクを冒す決断を

2012年10月06日 | 対局
王位戦 対鈴木八段

ゴキゲン中飛車に超速。予想通りの戦型。

こちらの位取りに対し、相手は穴熊に組み替える。
難しい場面もあったが、結局穴熊の遠さが活きる展開になって負け。

一か所だけ、強い変化に踏み込めなかったところに悔いが残る一局だった。
リスクを冒すことで後のリスクを避ける。次局以降に心掛けていきたい。
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初の著書、今月中旬に出版予定です。

2012年10月02日 | 将棋関係
ツイッターでは簡単に紹介しましたが、
初めての著書がついに今月中旬出版です。

マイナビさんの紹介ページはこちらです。

最新の振り飛車(ゴキゲン中飛車、石田流、先手中飛車、角交換四間)を、
基本から解説した本です。
振り飛車の歴史や棋士の意識の変化等も加え、
割と斬新な作りになっています。

観る将棋ファンや、プロの最新序盤の意味を知りたい、という方にお勧めです。

発売日が決まりましたら、再度告知致します。
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