上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

先入観

2008年09月16日 | 対局
王座戦 対 伊藤果七段

攻めが切れそうだったが、
なんとか手をつないで、第1図。



先手は攻めが続けば勝ちで、
玉を5筋方面に逃げられたら負け。

第一感の▲8三角は、
△7一玉▲9四角成に、△5四飛と払われ、
次の△5二金~△6二玉の逃走を防ぐことができずに負けと読んだ。

で、▲7五桂(第2図)と迫る。



△同歩はもちろん▲8三角の王手竜取りだが、
冷静に△6一玉(第3図)と引かれて、勝ちがない。



戻って、第1図ではやはり▲8三角と打ち、(参考1図)



△7一玉▲9四角成△5四飛に、(参考2図)



▲5七香△5五歩▲4七桂! (参考3図)
という好手順で勝ちだった。



最後の▲4七桂が控えて打つ好手。
指している時はこれが見えなかった。




一局指すごとに、
将棋の深さ、魅力、様々なものを感じる。
自分に今できることを一つずつやっていきたい。

コメント (3)
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新感覚のイベントのお知らせです。

2008年09月12日 | 将棋関係
明るく快活な後輩、
戸辺四段が新しいイベントを立ち上げましたので、
ご紹介します。
将棋のイベントとしては異色ですが、
こういうの、僕は大好きです。
将棋と、みんなでワイワイ騒ぐのがお好きな方は、
ご参加頂けると嬉しいです。




新進気鋭の若手棋士【戸辺 誠 四段】による新しい試み。

        【将棋教室 in PA-TRUSH】


将棋は将棋教室に行かなくても、どこでも気軽に指せるもの。
もっと多くの人に将棋の楽しみを知って欲しい。
そんな想いがやっとカタチになりました。
自由が丘のBAR「PA-TRUSH」を会場に今までに無い新しい将棋教室を開きます。


○日時○  9月28日(日曜日)
      PM16:00からPM20:30まで

○予定スケジュール○

PM16:00~ 第1部
     
STAGE1 新刊「マイコミ将棋BOOKS 楽しく勝つ!! 力戦振り飛車」の         
       解説を中心に本書には書けなった極秘研究等、
       最新のゴキゲン中飛車について大盤で解説。
STAGE2 初心者にはアシスタントが駒の動かし方から、
       優しく指導します。

PM17:00~

STAGE1 戸辺四段と指導対局。
      将棋教室では味わえない雰囲気で指導対局を。
STAGE2 実際に駒を使って将棋を指してみよう。

PM18:00  第1部終了

PM18:15~ 第2部

戸辺四段を囲んで懇親会。
現役プロ棋士と一緒に飲んで食べて語りましょう。
ダーツ大会やオモシロ対局などのイベントが盛りだくさん。
なんと2時間飲み放題+お料理です。

PM20:30 イベント終了


※指導内容は参加者の棋力に応じて臨機応変に対応いたします。

プロ棋士のしっかりした指導&BARならではの遊び心を詰め込んだ、
新しい将棋教室です。
有段者のあなたも!
初心者のあなたも!
この機会にぜひぜひご参加ください。

○参加費○  

男性 8,500円   
女性 6,500円
共に指導、飲食代込みです。


○問い合わせ先○ 戸辺誠将棋教室運営事務局
             kazusato85@yahoo.co.jp

また、当日は戸辺四段の新刊
「マイコミ将棋BOOKS 楽しく勝つ!! 力戦振り飛車」
を販売します。
もちろん本人直筆サインをお好きな言葉で、
その場で入れさせていただきます。

コメント (6)
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手順前後

2008年09月06日 | 対局
C1 対小林(健)九段戦

先手がやや凝った序盤を見せて、第1図。



先手は早めに1筋の位を取り、
玉を動かしていないのがポイント。
後手の方針を見てから、左右どちらかに囲う指し方である。

ここでの読みは、
まず、△7五歩と突く。
これに対して、

①▲同歩は△同角(第2図)で、



 次に△7四銀~△8四角となれば作戦勝ちだが、
 その瞬間が怖い。
 先手から、▲1四歩~▲1三歩と攻め、
 △同香なら、▲2五桂から香を入手して▲7六香という筋がある。
 すぐにはやってこないが…。

②▲6五歩(参考1図)も有力な手段。
 


 これに対して、△7六歩と取り込むと、
 ▲同銀、▲同金いずれも損なので、
 △7四銀、あるいは△6四歩と指す。
 後手も指せる。

と、いうのが一応の読みだった。

しかし本譜は、

▲7五歩△同角(再掲第2図)に、



▲7六銀△4二角▲6五歩(第3図)



と進んだ。

この手順は、
前述した読み筋の中で、

「△7六歩と取り込むと、
 ▲同銀、▲同金いずれも損なので」

と言っていた順、そのものなのである。
こんな簡単な手順前後をうっかりしたのはひどかった。

以下は、やや作戦負けになり、負け。



この一局で得たものを、次に生かしたい。
コメント (3)
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