上野オンライン将棋教室ブログ(横浜西口大人将棋教室)

平成31年1月から開講している横浜西口大人将棋教室のブログです。現在は上野オンライン将棋教室も併せて開講中です。

基本

2008年08月13日 | 対局
銀河戦 対松浦七段 

相掛かり28飛を採用。
よくある第1図。



ここで、△5四飛!(第2図)が研究手だった。



一応見たことはあった。
でも、なんとでもなるだろうと思っていたが、
ここで指す手が分からなくなった。

狙い自体は、単純な△5七飛成。
普通の受け方は、

1 ▲6八玉
2 ▲6八銀

の二通り。

1 ▲6八玉は、△1四歩~△1三角の筋が見えているので指しづらい。
  この攻めを受ける時に、7九の銀が全く働かない可能性があるから。

実戦は、2 ▲6八銀。
しかし、ここで△7四歩と突くのが好手(第3図)。



次に△7五歩を突かれたら、作戦負け。

というわけで▲7六歩と突いたが、
△8八角成▲同金の形は、だいぶ損をした。



あとでいろいろ考えても、
なかなか正しい手順は見つからなかった。
一応、第2図で、

3 ▲4八金

が上記2つより勝るのではないかという結論に達した。
でも、これは早指しの将棋で浮かぶ手ではない。



相手は準備してきた。
こちらも一応の準備はあったつもりだが、
その穴を衝かれた。
一つ一つ、埋めていきたい。

コメント (6)
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構想力

2008年08月07日 | 対局
C1 対長沼七段

相手のゴキゲン中飛車で、第1図。



△2一飛からの逆襲に対し、どうするかという局面。

6筋の位で少しポイントを得たので、
△2一飛に▲2五歩と謝る予定だったが、
読み直してみると、その歩を△同桂! と取る手があり、
その後の手順に誤算があった。

と言うわけで、予定変更の▲6七角(第2図)。



最初はこれでいけるかと思っていたが、
徐々に誤算があることに気づく。

後手は△6四歩から2,3筋を全く受けずに攻め合い、第3図。



ここは手が広い。

1 △4四角が攻防に利き、有力。
  しかし、▲3四金と重く打って催促し、いい勝負。
2 △4五桂はじっと▲4六歩。
3 △7五歩は、なにせ▲3三竜と取れるし、
  そこで△7六歩に▲8五桂が絶好だから、
  さすがにやってこないか…と思っていた。

ここが甘いところ。
3の踏み込みでこられ、
最終手▲8五桂に、△6三角! が好手(第4図)。



ここからは、勝ちがない。
以下▲7三歩に手抜きで△8五角! がまた好手。
4九の金をにらんでいる。

第2図の時点で、相手ははっきりと第4図を読んでいるのに対し、
僕は読むことができなかった。
単純に読み負けている。

この将棋で得たことを、次に生かしたい。
コメント (7)
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